きょうは、朝5時半に起床しました。朝刊の見出しに「東日本大震災」と書いてあり「なるほど」と感心しました。そして、すぐ東日本大震災の流しテー プを完成させました。その内容は「被災者のみなさんに、心からのお見舞いを申し上げます」と延べ、「お困りごと、気がついたことがありましたら、お気軽に ご相談してください」と訴える内容です。
運転手と2人で宣伝カーに乗って、、さいたま市北区内の全域をまわって宣伝すると、通りがかりの人が会釈をしてくれます。声をかけてくれる人もいました。屋根瓦が飛び散り修繕している現場を見ました。また、ブロック塀や大谷石の立派な塀が倒れている家もありました。
夕方までにほぼ全域をまわったところで、ガソリン不足のオレンジマークがつきました。帰りがけにガソリンをいれようと、ガソリンスタンドに立ち寄っ たところ、「本日、売り切れ!」の張り紙がベタベタとはってあります。そこで一軒だけでなく、軒並み行ってみましたが「売り切れ」です。値上げでなく、 「売り切れ」は近年なく異常だと実感しました。
戦後「60数年」積み上げてきた社会のシステムが音を立てて崩れ落ちていくような感じすらします。しっかりと目を開き、いま目の前で起こっているこ とについて全体像を正確に認識することが大切であると考えます。全体像をつかむとともに、それを前向きに前進させるには何が大切かと、問い続けること。そ して、一人ひとりがバラバラではなくひとつになって英知を引き出すことが「キーワード」であると確信します。
私たちは、大きな時代の転機に生きていることは確かでしょう。そこで、私の提案が1つあります。この難局を乗り越えるには、莫大なお金が必要になります。公共施設の耐震化、津波を防ぐ護岸工事などだけでも10兆円規模のお金が必要です。その財源をどうするか?です。
私は、大企業の244兆円の内部留保の「10%」を、日本社会の再構築のために還元させることを提案します。経済界のリーダーが、自らすすんで内部 留保を還元すべきです。企業の社会的責任をいまこそ自覚すべきです。日本の経済界の決断を期待します。その決断こそ、日本がひとつになって歴史的難局を乗 り越えていく大きな力をもち、発揮することに貢献することでしょう。