日本列島は極寒の真っ最中だ。私はいま、毎週5日間、さいたま市北区の駅に立ち駅頭宣伝をしている。1月からは、早朝(6時~8時)と夕方(6時~8時)も毎日立って通勤されている人に挨拶している。

 気温は2度前後。出発するとき、宣伝カーの窓ガラスが凍っている時すらある。

 朝6時に駅頭に立ってみて、通勤されているサラリーマンの多いことにビックリ。まだ暗いうちに家を出て、一日中働いている。この人たちこそ日本を背負って立っているのだと感動した。

 そこで、私も毎朝出勤する方たちと「いっしょにがんばりたい」と決意を固めた次第である。2時間、駅頭に立つことは生易しいことではない。下着を2枚、シャツを着た上にチョッキとセーターに上着、そして襟巻きをして革ジャンを羽織って「完全武装」で立つ。

 朝立った同じ駅に夜もたつので、ビックリされる方もいるが、多くの方が会釈をしてくれ、声をかけてくれる。暖かいお茶やホカロンを差し入れてくれた人もいる。いっしょにビラ配布を手伝ってくれた人もいる。やってみると、ヤミツキになる。

 寒さは「冷蔵庫の中」ではあるが、日ごとに陽は長くなっている。梅の花も咲き出し、季節の春はもうすぐだ。今年こそ“暮らしの春”を必ず迎えるために、がんばりたい。