昨日映画「感染列島」を見た。
家の近くのシネコンの1番大きな映画館であったが公開2日目日曜昼と言うのにあんまり入ってなかった。
不況がこういうところにも現れてっるなあ・・・
新型インフルレンザが蔓延し日本のあらゆるシステムの崩壊を描くバンデミックパニック映画。
なのだが
パニック映画としては大失敗作?
面白みがなかった。
話が妻夫木演じる救急救命医を中心とする病院・医療関係機関を中心に進む。
そのためまったく違う部分での話のふくらみがない。
本筋と関係ないサブストーリーが何本もあってこそパニック映画の醍醐味であるのに。
で、病気の原因追及にのために妻夫木が南の島に飛ぶのであるが
交通機関が壊滅状態の日本で、国際的に「鎖国」された日本で成田空港から向かうことが可能なのか。
それよりも
パニック状態の人手不足の病院で彼が行くより別の人間が行くべきじゃないかと思うんだが(^^;
しかも
町が荒れ果てているのに
病院内は
ライフラインは安定供給だわ、薬品、マスク、ガーゼ、リネン物などはちゃんとあるわ、
こんだけパニック状態なのに
医療チームの人の身なりはきちんとして、くたびれた様子はないわで
それはないだろ!と突っ込みたくなった。
目の下にクマぐらい書いてくれよと。
この三点に納得行かず。
1番恐かったのは自分の席の後ろの列でずーーと咳をしてる人だった(^^;
と。
パニック映画としてはダメだがく
人に対する想い、人を失う悲しさを丁寧に描き、
いろんな意味での「共存」を考える映画だった。
人工呼吸装置が足りなくなり、
「救える確率の高い患者」から助けるということで
難病の男の子や重症の人の装置を外すシーンは
心に堪えたな。
医師不足とか
医療体制の欠陥とか
すべての医療機関頑張れとか
考えさせる映画だった。
医療を受けられない貧しい国。
医者が中央に集中し、地方で閉鎖していく病院の国。
すべてのものをひっくるめて「共存」出来たらいいなと。
そして今日も
どこかの貧しい国で養殖された海老を食べるんだろうな・・・、