KIDS | SIMPLE JCI

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元ドルヲタが薄ッぺらいことを書く日記

映画「KIDS」を見た。

小池キュン玉木キュン主演の作品。

物体移動の超能力を持ち、相手の傷を転送できる力を持つ少年(小池)と父親に傷を負わされた経験のある青年(玉木)、そしていじめによるケガで口に傷跡があり、白のマスクを離せられない女性(栗山千明)の三人の物語。

少年は、父親を殺した母親を刺して鑑別所に収監。服役後、母親のいる刑務所の町にやってlきて青年と女性に出会うのだった・・・

それぞれの「傷」を癒すストーリー。


原作の乙一さんの小説は読んだこともなく、ま、主役の2人が出てるぐらいしか知らない状態で見た。

「外傷」を自分に転送したり、相手に転送することは出来ても「心の傷」は治せない。それどころか不用意な言葉や行動によってお互いの心ををまた傷つけてしまう、「KIDS」な部分をもっている三人の成長の物語でもある。


小池君はそのまんまのイメージで、役にぴったしだったし、玉木宏は「のだめの千秋先輩」でない役者としての力を見せてた。、栗山千明は、監督の指示どおり「かわいらしい女性」を演じてくれてる。こんなにかわいい人だったっけと思ったほど。。


少年の母親役の斉藤由貴はどんぐりまなこのその顔が小池君のお母さんにぴったりだったし、保護司の泉谷しげるはいつもの泉谷節で。


原作の素材もいいし、マッキーの主題歌や「スタンドバイミー」の挿入歌もいいんだけど。


なんかね、ちぐはぐだった。


無理に感動させようとして何かが足りない感じ。

特にねえ、作曲の人には悪いんだけど、シーンの伴奏曲が全然合わなかったと思う。

良い環境を生かしきれなかった残念な映画だと思った。

夏の酷暑の撮影が空回りで、まことに残念。