世界高級品協会(WLA)の市場調査によると、2011年の年末までに中国の贅沢品年間消費額(プライベートジェット、クルーザー、高級車を除く)が126億ドルに達し、世界の贅沢品消費総額の28%を占め、世界最大の贅沢品消費国となった。
中国の贅沢品消費の特徴
1、 贅沢品の消費は主に服装、真珠宝石類、香水、腕時計、かばん等の個人用品に集中しているが、芸術品、旅行、高級酒類、遊覧船、高級家具等の消費が比較的少ない。
2、贅沢品の本土内での購入率は、38%程度となり、大半は海外での購入となっている。本土で購入しない主な理由としては、本土の贅沢品に係る税率が高い(20~70%)事、模倣品が混在している事などが挙げられる。
3、富裕層だけではなく、一般所得者も大量に贅沢品を購入している。先進国では通常収入の4%を贅沢品の購入にあてるが、中国の贅沢品消費者は収入の40%以上を贅沢品の購入に使う事例も多数報告されている。
4、贅沢品消費者の低年齢化。中国の贅沢品消費者の73%が45歳未満であり、20歳から30歳までの若者たちが中国贅沢品消費の主力となっており、20代の贅沢品消費者数が日本より11倍も多い。
5、贈答品の贅沢化が顕著である。中国では贈答品としての贅沢品購入は販売総量の40%を占める。この現象がますます深刻となっており、「腐敗、汚職」の原因とされている。
6、市場規模の拡大が速い。2011年、欧州、日本及び米国での贅沢品売上高がそれぞれ8%、10%、16%減少したのに対し、中国での贅沢品売上高は反対に12%増えた。国民所得の増加につれ、2015年時点の世界の贅沢品消費量のうち、中国人による消費量が32%に達するという専門家の予測もある。
