現在中国は世界最大の移民輸出国となっている。2008年10月~2009年9月の期間、米国が発行したEB5類の移民ビザの総数は4218件だが、そのうち60%が中国人移民者に発給された。2011年、米国に投資移民を申請する人数のうち、中国人は75%を占めていた。
移民人口が主に富裕層であることは中国人移民の最大の特徴だ。『2011年度中国個人財産報告』によると、個人財産が1億元を超える中国大陸の企業家のうち、27%が既に移民した。そして、47%の人が移民を考慮しているという。中国は30年の発展を経て社会と政治の秩序が安定し、個人経済が発達し、個人企業家の地位も大きく改善された。一方、法律体系が未整備で、個人財産の保護も薄弱であり、政治的又は政策的リスクが依然として存在している。また司法の独立性が不十分で腐敗現象も多くあること、租税が高いこと、教育レベルの低下、医療条件の欠如、及び近年に話題になった食品安全と環境汚染などの問題も中国の富裕層に強い不安を感じさせ、移民が増加する主な原因となっている。
北米地域は中国富裕家族の第一位の移民先であり、米国とカナダに移住する人数は移民人口の77%を占めている。それに継いでシンガポールやオーストラリア、欧州諸国も中国富裕家族の主な移民先である。