東京ビッグサイトで開催されていた、ITProExpoに参加してきました。
一言でいうと、IT業界の展示会です(^-^)
非常にたくさんのメーカー、企業が出展されていました。
メインはやはり今一番熱いスマートフォンやタブレットを使ったソリューションでしたね。
一番出展数が多かったと思います。
続いては、やはり東日本大震災で大手企業が痛感した、震災対策関連のソリューション。
これは一言でいうと、たとえば関東で大震災が発生してシステムが使えなくなることを想定し、あらかじめ日本の他の地域や、海外にバックアップシステムをあらかじめ用意しておきましょう、というのがメイン。
私が現在いる企業ではすでにバックアップシステムは構築済みでした。
個人的に気にして回っていたのは、スマートフォンやタブレット関連のアプリやシステムを重点的に見て回りました。
社外でPCやタブレット、スマートフォンを使って、自社内の会社のPCにつないで、なんでもできちゃいますよ、みたいなアイテムがたくさんありましたね。
これは、有事の際に非常に有効な手段だと思います(^-^)
加えて、非常時はどうしても携帯電話回線が混雑するためつながりにくくなります。
そこで、インターネット回線を利用した音声通話やTV会議、最悪はメールで会話できれば意思疎通ができ、なんとか事業継続できる、となります。
具体的には、Skypeを使ったり、他にも有償のシステムを導入することで解決も可能です。
一方で、もうひとつ個人的に注力していたのは事業継続計画(BCP)の策定について。
BCPとは、Bussiness Continuity Planの略です。
震災、自然災害、パンデミック、社会情勢不安が発生した場合に、どうやって会社として対処していくかという基本方針と対策案をあらかじめ計画し、マニュアル化しておくことで、企業活動を停止することなく、最小限のダメージで切り抜けるための計画になります(^-^)
実は、これが一番難しいんですよね(^-^;
リスクって、みなさん考えたことあると思いますが、いくつ思いつきますか?
会社が存続していく際に生じる可能性のあるリスク、私も改めて考えてみましたけど、、、、、、
無限にありませんか!?
自然災害・・・・大規模地震、津波、台風、落雷、豪雪、放射能問題、他
人的災害・・・・・パンデミック、他
社会的な災害・・・・テロ、交通網のマヒ、政治の失態による為替リスク(爆)、他
企業活動に影響のある災害・・・システム障害、取引先企業数の低下、他
おバカなボブでも、これだけあります。
まだまだ他にもたっくさん懸念するリスクがあると思います。
今回お世話になりました、某社のBCP対策に関して出展されている方とじっくり会話させていただき、目からうろこの話がありましたのでご紹介。
上記のとおり、はっきりいって無限に出てきますよね。
それら一つ一つに対応方針ができていて、準備ができれば完璧ですが、、、、、、
ま、無理ですな(笑
まずリスクをすべて書き出すのが無理です(爆
そこで!!
考え方を変えてみる、と。
リスクを洗い出すのではなく、企業活動としての項目を洗い出し、その一つ一つの項目に対するインパクト(=停止期間や影響度)を算出し、対処法を考えるというもの。
つまり、会社(自営業も立派な会社です)は何で成り立つか?
人、モノ、金ですね。
この場合、
人・・・・経営者、従業員、その家族、協力会社、取引先 等
モノ・・・・企業が提供する製品やサービス。加えて、企業活動に必要なシステムやツールも含む
金・・・購買に必要な金、従業員に支払う金、対価を得るための金
と大きく三項目に分けられます。
ここから、どんどんと細分化して項目立てし、その項目に関するインパクトを導き出すことで対処法を考えるという形がやりやすいのだと!
超納得しました!!
がばすごか(爆←a-nikiさん表現あってます?(爆
たとえば、人。
会社は人がいないと成立しません。
交通網のマヒにより、出社できる社員が半分になったらどうするか。
パンデミックで1割しかいないとどうなるか。
→半分でできることはなにか、回復させるにはどうしたらよいか。
→人事部的な発想では、疾病リスクに対しての補償はどうフォローすべきか
モノについて言えば、
製品が生産できなくない
→生産するにはどうしたらよいか。またはやめるべきか。やめて済むのか。
人によるサービスが提供できなくなったらどうするか。
→人を新たに雇えば済む問題なのか?またはどこまでサービス期間を停止しても大丈夫なのか。損害賠償は払うのか、または払えるのか、不要か。
金についていうと
銀行が活動停止したらどうなる?
→取引先との金銭収受はどうするか。どこまでの停止期間なら影響がないのか。
→従業員への金銭の支払いができなくなっても大丈夫なのか、どこまで停止できるのか、大規模震災でタイムカードがすべて吹っ飛び、給与産出ができないときにどうするか?一時金を出すのか?
などなど。
リスクから対策しようとすると無限大過ぎて算出できる気がしませんが、人、モノ、金からたどっていくと有る程度網羅できる気がしませんか?('^-^)
出社が一割のケース、と決めるだけで、嵐、台風、交通マヒ、パンデミック、テロすべて網羅できちゃいますもんね(笑
細菌兵器なんかが出た場合でも、対処できますよね、有ってほしくないですが(爆
この考え方は、企業活動だけではなく、自分の人生設計にもあてはめて応用することが可能です。
人・・・自分と家族です。
モノ・・・住居、食料の入手が可能ですか、水は確保できるか
金・・・給料はきちんともらえるのか。将来的な必要な金額はいくらか
人を掘り下げていくと
自分・・・健康であるか。肉体、精神的にも。
家族・・・・妻帯者、子供は健康であるか。
などなど。
書くときりがないのでこの辺で締めますが、、、、、、
なかなかありがたいお話で、個人的には大満足な展示会でした(^-^)
ちなみに、某社とお取引はまったくありません(爆
みなさんもお時間がありましたら、ちょっと考えてみたらいかがでしょう~(^-^)
すでに「既知です」という方には、失礼いたしました(笑
えー、最後に一言。
日本の国家は、上記は対策済み、ってことで宜しかったでしょうか?(爆
なんでも想定外で済ましちゃいけませんぜ!!
それで済むなら、民間企業サラリーマンは務まりませんよ(爆
私が退職するころには年金もらえないだろうなぁ、、、、、、、
リスクが一つ増えてがっかりなボブでした(爆