三井住友のマイペイすリボは、リボ金利が発生した月においてその月のカード利用額に対して付与されるポイントが2倍になるという特長があります。
つまり、リボ金利を支払わないとポイント2倍の恩恵を受けられないわけですが、逆に言うと1円でもリボ金利が発生すればポイントが2倍になるということです。
三井住友のワールドプレゼントポイントは1ポイント=5円の価値がありますから、リボ金利を払ってでもポイント付与を2倍にするほうが得する場合が多いのです。
これは意外な盲点だと思います。
日本人は特にリボ金利を払うなんてもったいない!という方が大多数ですから。^^
さて、少ない金利手数料でポイント2倍を得るためにはどうすればよいか。
マイペイすリボは最低支払額以上であれば指定期日までに増額(または減額)申請して、自分の好きな額を臨時返済することができます。
例えばゴールドカードの場合、最低支払額は10000円、最高は与信枠まで設定が可能です。
仮に15750円の買い物をしたとして、最低支払額が10000円に設定してあった場合、何もしなければ引落日には10000円が引き落とされ、5750円が残額として翌月以降に分割払いされます。
マイペイすリボは初回引落日までの期間が金利が発生しないというメリットがあるため、この場合金利が発生するのは残額の5750円に対してのみとなります。
さて、5750円の残額に対して金利がいくらになるかですが、マイペイすリボの金利計算式は、
対象金額×年利15%×借入日数÷365日
で算出されます。
例で上げた条件の場合、翌月引落日に残額5750円を支払うと、
5750円×15%×30日÷365日≒70円
となります。
この場合だとポイント2倍分よりも金利コストの方が高くなる可能性がありますが、初回の引落日までに5000円の増額申請をすると残額が750円になりますので、
750円×15%×30日÷365日≒9円
となりポイント2倍の方がお得になる可能性が高いのです。
実際にポイントが2倍になるのは金利を支払う月に利用した金額に対してであることや、リボ手数料の計算期間が少し複雑なので仕組みを理解するのはなかなか難しいです。
しかし、今はエクセルという文明の利器がありますので計算式を入れてしまえばいとも簡単に必要な増額申請額を算出することができます。
マイペイすリボ&ワールドプレゼントポイントが付帯している三井住友カードを利用されている方は実践してみる価値はあると思います。^^