少し前になりますが、JCBの旅情報誌J-B Style 6-7月号が届きました。
海外特集はロシア。
ロマノフ王朝の栄華を今に伝えるロシア文化の中心地、サンクトペテルブルグ。
ロシア帝国が西洋への港を確保するため、スウェーデンとの長きに渡る紛争の後、フィンランド湾河口の湿地帯に築いた大都市です。
そして、そののち小説や映画にもなっている女帝エカテリーナの登場で最盛期を迎えます。
私も運よく、おととしの秋にこの街を訪れることができました。
サンクトペテルブルグ(ドイツ語で聖ペテロの街という意味でしょうか?)は、何と言ってもエカテリーナ宮殿とエルミタージュ美術館が見ものです。
ただ、ロシアは天気が非常に悪くずっと曇り空でどんよりしています。
聞くと、快晴になるのは年に数日くらいだそうです。
エカテリーナ宮殿は、広大な敷地に「ザ・ヨーロッパ文化」と言わんばかりの絢爛豪華なつくり。壁や天井には隙間なくフレスコ画や装飾が施されていて、見ているだけで少し疲れるくらいです。(笑)
謁見室や琥珀で一面を飾られた琥珀の間など見所満載で、とても一日では回りきれません。
ロシアは世界史の授業ではところどころしか出てきませんが、中世キエフ公国の成立からモンゴル人の襲来を受け、雷帝イヴァンの登場、そしてロマノフ朝の成立と戦乱の歴史を辿っていることがわかります。
サンクトペテルブルグ自体もレニングラードに名称を変更になったりと歴史に登場する機会は多く、首都モスクワよりも有名かもしれませんね。
さて、このJ-B Styleという雑誌は隔月発行なのですが、非常に読み応えがあり、ひとつの特集に割かれるページ数が多いので長く楽しめます。(笑)
旅行好きな人には楽しめる誌面だと思います。JCBカードをお持ちの方なら申込が可能です。