JCBの旅情報誌【J-B Style】の4-5月号です。
特集はカナダ・カナディアンロッキー。
氷河がもたらした壮大なる風景。
澄み切った空、むき出しの岩肌、大いなる氷河。そして命のはぐくみを繰り返す動植物。
人間の時間の感覚では計り知れない「悠久」を感じることのできる場所です。
そこには自然を愛し、守り、後世へ伝えるべく見守る人たちがいます。
意外にも彼らはこの自然にどんどん足を運んでほしいといいます。
しかし、それは経済効果を狙った観光ではなく、自然の偉大さ、尊重、共生、守るべきものを直接肌で感じてもらうための観光です。
「環境への興味と好奇心」・・・それはまさに21世紀の観光のテーマだと思います。
自然と人間の共生は境界を作ることだと聞いたことがあります。
しかしそれは立ち入り禁止の柵を設けることではありません。人間の自然に対する意識の向上と正しい理解をもって作る「見えない境界線」なのだと思います。
学問や学歴ではない、本当の意味でのこの地球上に住まう人類としての教育が今まさに求められているのだと思います。人間は右手に剣、左手に盾という武器を備えています。つまり、環境を守るも殺すも人間の行動次第ということです。
ずいぶん話が脱線しましたが、そんなことを思い起こさせる記事でした。