京都の老舗 西陣魚新は皇室御用達

京都で妻の親戚の集まりがあり、私も参加してきました。義理の兄が陶芸家で、作品を展示しているので、それを皆で鑑賞し、ランチを会食する。という趣旨の集会でした。以下は義兄の作品です。京都大丸にて展示販売をしていました。

 

これを見た後、予約している料理店へと向かったのですが、それがとてもオシャレで、かつ、老舗感たっぷりだったので、ブログで紹介したいと思った次第です。

料理店は西陣魚新という店です。ホームページは以下の通り。

 

 

場所は今出川通りの一筋南側の狭い道路沿いにあり、わかりにくいというか、知ってないと辿り着けないような場所でした。店の中に入ると靴を脱いで奥へと通されました。奥には結構広い庭があります。部屋は大半が和室ですが、我々が通されたのは洋室でした。これが、フランスの宮殿の部屋の中か、と思うようなオシャレな内装になっており、入るのが躊躇われるほどです。

天井は折り上げ天井になっており、メダリオンなどの模様が彫られています。シャンデリアや照明、椅子、飾ってある食器や調度品など、どれも高級そうです。

 

1階と2階、それぞれ展示スペースがあり、中を見学できます。そこには皇室の方々が食事をされたことの記録などが展示されています。この料理店は、大正天皇、昭和天皇の大礼の料理を担当されたそうです。平成天皇即位の際の京都御所での茶会も担当されています。このほか、各国の貴賓が京都へ来られた際にもおもてなしの場として使われてきたようです。

 

食事は京都の料理が中心です。価格はそれほど高いわけでもないので、京都へ訪れる機会があれば、事前予約して、一度行かれてみてはどうでしょうか。なお、この料理店に、「日本の老舗」という小冊子が置いてあって、貰ってきたのですが、日本老舗百店会が発行している冊子で、その中に会員としてこの店も記載されていました。ちなみに、「日本老舗百店会は、三代以上または百年以上つづき、世間の評判もよく今も盛業中の老舗の集いです。」とのことです。

 

皇室の方々が訪れるような料理店など初めて入ったので、とても貴重な体験となりました。