ペルー人とメキシコ人の英語力

先月、ペルーとメキシコシティへ旅行してきました。ツアー参加であり、添乗員や現地日本語ガイドがいるので、言葉の心配は不要ですが、外国語への関心から、海外で英語がどれくらい通用するのか、について興味があります。今回の旅行で、ペルー、メキシコ共に、ほとんど英語は通じない、と感じました。

 

ペルーのリマ空港に到着した時、数多くの観光客で入国審査が混雑していました。地上係員が観光客を整理しようとしていましたが、英語ではなく、スペイン語で叫んでいました。でも、ほとんどの観光客は何を言われているのか理解できず、係員の叫び声はあまり役に立っていないようでした。

 

ペルーで買い物をする機会がありましたが、(日系人が経営している店)店員はスペイン語とカタコトの日本語が中心で、英語はあまり得意ではないようでした。これはレストランなどでも同様です。ホテル内のレストランであっても、給仕係は主にスペイン語で話をしていました。

 

メキシコでも事情は同様で、レストランや買い物など、スペイン語が中心で、英語はほとんど知らないように感じました。

 

メキシコから日本へ帰る時も、空港での地上係員はスペイン語が基本で、英語はあまり得意ではない様子でした。CAですら、英語はちょっと自信がない、という印象を受けました。

 

なお、成田とメキシコシティ間のエアラインはアエロメヒコですが、JALとの共同運行便になっていて、そのせいか、日本人のスタッフが通訳係のような形で乗務していました。ですから、どうしても困ったらその日本人スタッフに相談すれば良いのですが、CAの英語のレベルが思いのほか低いのは驚きでした。

 

ラテンアメリカ諸国はブラジル以外はスペイン語が公用語です。米国ですら、スペイン語圏の人が増えています。そのため、アメリカ大陸内の移動であれば、スペイン語を知っていれば言葉には困りません。そのせいか、ラテンアメリカ諸国では、英語よりもスペイン語の方が力を持っているようです。英語はそれほど通用しないと思われます。おそらく、ペルーやメキシコ国民の英語力はそれほど高くないと感じました。