ナスカの地上絵

今月、ペルーへ旅行しました。目的はマチュピチュを訪れることでしたが、ツアーにナスカ訪問が含まれていました。ペルー旅行のツアーは大体ナスカとマチュピチュがセットになっています。

 

ナスカ文化は紀元前後から800年頃に栄えた文化で場所は首都リマの南方にあり、400km程離れています。ツアーでは、手前のピスコまでバスで行って、ピスコからセスナ機に乗って、ナスカ地上絵を空から見るという形でした。

 

リマからピスコまではバスで片道4時間程度要します。結構遠いです。ピスコ空港は割と大きな空港ですが、ナスカ観光用のセスナ機しか利用していないし、客は我々のみで、ガランとしていました。セスナ機は12人乗りで、左側と右側が6人ずつです。

 

ピスコは海岸に近く、行きは、右側に海の景色が見えます。左側は山の景色が見えます。私は左側の席でした。遠くにアンデスの山々が見えました。なかなか楽しい空の旅です。

 

地上絵に近づくと、セスナは高度を下げ、乗務員が簡単な日本語で場所を示してくれます。まず最初はロイヤルファミリーと言ってました。

 

以下に、私が写したいくつかの地上絵を紹介します。

 

セスナは旋回しながら両側の客がそれぞれ地上絵を楽しめるように見せてくれます。その際、左と右、それぞれかなり傾いて飛びます。最初は平気だったのですが、段々と乗り物酔いの症状が出てきて、最後の方は気分が悪くなって、写真を撮る気力もなく、目を瞑って、早く空港に戻って欲しいと願うような状態でした。戻ってから同行したツアー客と話をしても、皆同様に、気分が悪くなったと言っていました。

 

ナスカの地上絵を見るのはリマから1日がかりです。往復に8時間を要します。セスナ機に乗ると、ほぼ確実に乗り物酔いします。それでも見る価値があるかどうか、微妙なところですが、ペルーに行く機会などそれほどありませんので、一度は見て損はないでしょう。でも、1回見れば十分だなあと思いました。