LDKと楽天のコラボ

皆さんは雑誌をどのように楽しんでいますか。私は随分前からサブスクのサービスを利用しています。雑誌の読み放題サービスは色々用意されています。私はこれまで、楽天マガジン、UNEXT、Amazon unlimited、を試してきました。それぞれに特徴があり、どれが最も優れているのか優劣をつけるのは困難です。

 

それでも、3つのサービスを試してみた結果、「雑誌だけを楽しむなら、楽天マガジンが最も使いやすく、値段も安い」という私なりの結論を得ました。Amazon unlimitedは書籍と漫画と雑誌が読み放題なのですが、雑誌に関しては、最新号が読めないものがある、とか雑誌を探しにくいといった難点を感じました。UNEXTは映画、ドラマ、書籍、雑誌を扱っており、なかなか便利なのですが、雑誌だけを比較すると、楽天マガジンの方が種類が多いし、読みやすくなっています。またUNEXT の価格はサブスクの中でもかなり高いと感じます。

 

一時期、楽天マガジンを解約してUNEXTを活用していたのですが、今は楽天マガジンを再度契約し、UNEXT、Amazon unlimitedを解約しました。久しぶりに楽天マガジンを閲覧すると、以前とはレイアウトが変化しており、「楽天マガジン独占配信雑誌」なるものが目に入ります。これは、楽天市場の宣伝のための雑誌です。でも、単に楽天市場の商品を宣伝するのではなく、LDKとコラボしているところがミソです。

 

LDKと聞いても、知らない男性は多いと思いますが、収納とか日用雑貨を主に取り扱っている女性向けの雑誌です。私も楽天マガジンを契約するまでは知りませんでした。ですが、収納とか日用雑貨に関しては非常に参考になる、よく出来た雑誌だと思います。

 

そのLDKと楽天市場がコラボした雑誌ですが、楽天マガジン独占配信記念なるものをやっているのを発見しました。「LDK楽天ラク家事アイテムthe BEST」を読んだ方の中から抽選で10名様に1000ポイントプレゼントとのことです。キャンペーン期間は6月4日から6月12日までとなっています。せっかくなので、このキャンペーンにエントリーして、雑誌を閲覧してみました。

 

この雑誌は掃除、洗濯、料理、片付け収納、名もなき家事、子供にまつわる家事をラクにする、というコンセプトで構成されています。そして、この雑誌の下部には、クリックすると楽天市場へ遷移するという仕組みがあり、そのまま楽天市場で買い物してくださいね。という営業丸出しの雑誌になっています。ここまであからさまになっていれば、かえって潔い、と感じるほどです。

 

ですが、LDKとコラボした雑誌なので、単なる広告ではなく、読んでいて、これは便利そうだ、とか、欲しいと感じる物がありました。

例えば、お風呂の排水溝に置くだけでセットが完了するという「Easyネット」という商品を見つけました。これを使えば排水口フィルターの交換が「直接触らず汚れも髪の毛も残さずスッキリ」と書かれています。どんな排水口にもフィットする、と書かれていますが、本当でしょうか?

キッチンの排水口用には、「ルックプラス清潔リセット」という商品がありました。泡の力で一切触れずにスルン!となっていました。

あるいは、スマホの画面の指紋を消せる二トムズの「タッチパネルクリーナー」という商品など如何でしょう。ベッタリファンデも落とせる、と書かれていますし、布などで擦るよりも素早く新品のようにツヤツヤ輝きを取り戻せた、と書いてあります。本当にそんなに綺麗になるのでしょうか。疑問を感じつつも、なかなか惹かれるものがあります。

 

LDKと楽天がコラボした雑誌を読んでみて、なかなか賢い戦略だと感じました。楽天グループが雑誌読み放題サービスをうまく自社(楽天市場)の営業に繋げていると思います。サブスクの読者にとっても、悪くない話です。興味がなければ読まなければ良いし、商品を気に入ったとしても、楽天市場を使いたくなければ他所で買えば良いだけのことです。楽天グループのシナジー効果を発揮するうまいやり方だと感心しました。