浜名湖花博2024を訪れて(ガーデンパーク)

今月の22、23日に浜名湖で開催されている浜名湖花博2024へ行ってきました。

 

 

浜名湖でこのようなイベントが開催されていることは知っていたのですが、その期間が6月に終了するので、終わる前に慌てて訪れた次第です。

この花博はガーデンパーク会場とフラワーパーク会場の2ヶ所でそれぞれ開催されています。2つの会場はどちらも浜名湖にありますが、場所が少し離れているし、どちらもかなり広いので、1日で2つを回るのではなく、2日かけて1つずつ見ることにしました。

 

22日にガーデンパーク会場(入場料800円)へ行きました。午前9時15分頃到着すると、続々と車がやってきますが、駐車場は広いし、平日なので、余裕で停められます。ガーデンパークの開場は9時30分です。

 

ガーデンパークの特徴として、大きな屋外ステージがあり、そこで様々なイベント(ダンス、音楽、シンポジウムなど)が実施されていることが挙げられます。しかし、このようなイベントは土、日、祝日に行われるので、私が訪れた平日にはありません。

 

イベントが週末に実施されるのは仕方ないことかもしれませんが、平日しか休めない人もいます。全てのイベントが週末に偏っていると、顧客を取り合うことになります。イベントの開催をあえて平日に持ってくる、という戦略もあると思うのですが。そうすれば平日しか休めない人にとって朗報ですし、新しい顧客層を取り込めるかもしれません。

 

ガーデンパークでは庭作りという観点に立って、様々な視点からのガーデンが提案されていました。例えば、ユニバーサルガーデンでは、

「嗅覚」「視覚」「触覚」「味覚」「聴覚」の5つのゾーンから構成され、年齢、性別、障害の有無を問わず、誰もが心身ともに健康になれる

 

といった視点で庭が作られており、庭のコンセプトに関する解説が用意されています。

国際庭園エリアには、韓国、中国、インドネシア、イタリアなど各国が持つガーデンの特徴にスポットを当てた展示がなされています。

フラワーガーデンコンテストのエリアでは、26団体のガーデナー達が趣向を凝らした庭を作っており、著名なガーデナーも参加しているので、園芸に関心の高い人にとって興味深いエリアとなっていました。

 

ガーデンパークのハイライトは印象派庭園「花美の庭」です。ここはモネの描いた睡蓮やジヴェルニーを意識したのかと思わせる場所になっており、バラや睡蓮が美しいロマンチックな庭です。私はジヴェルニーに行ったことがなく、本物のモネの庭園を知っている訳ではないのですが、いかにもと思わせる雰囲気がありました。

 

このほか、会場内の川を移動する遊覧船(片道700円)や、無料で利用できるパーソナルモビリティなどもあって、多くの人が利用していました。

 

会場はアップダウンが少なく、ペットの同伴も可能です。解説や説明書きも多く、学びを意識した展示となっており、まあ高齢者向けかもしれません。平日ということもあって、訪問客は高齢の人が多かったです。

 

ガーデンパークは花だけでなく、庭造りという観点から園芸全般に関心の高い人にとって興味深い場所でした。