ブログで発見した会社の株価が急騰!

私のブログはいつも思いつきで書いているので、テーマや内容の一貫性はありません。そんなブログですが、ありがたいことに、何名かの方から「いいね」を頂いており、お礼申し上げます。

 

「いいね」を下さった方のブログは拝見するようにしています。そうやって拝見しているブログの中で、数年前、私が関心を持っている地球環境問題の解決のために活動している会社を発見しました。株式会社フィットという企業で、社長さんがブログ記事を書かれています。最近社名変更したので、今は、グリーンエナジー&カンパニーという名前です。

 

 

このグリーンエナジー&カンパニー社は太陽光発電を社会に普及させることで、日本のエネルギーの脱炭素を進めること、そして、個人の参加を促し、国民の関わりを増やすことで脱炭素を加速させよう、という哲学を持っています。さらに、エネルギーの脱炭素を進めるだけでなく、それが参加者の収益向上につながるようなビジネスを企画、実施しています。

 

私は、社長さんのブログ記事を読み、会社のホームページなども参照して、この会社に共感し、応援したいと思いました。ブログは以下の通り。

 

 

私は、金額はわずかながらも、株式投資を20年以上やってきました。一応、個人投資家の端くれなので、株主として応援することにして、昨年8月に少しだけ株を購入しました。

 

株を買ってしばらくの間、株価は低迷していました。会社を応援するという意図で購入したのだから、別に上がらなくても良いとはいえ、簿価を下回るのは残念なことです。良い会社なのに上がらないなあ、と思いながら静観していました。

 

ところが、今月7日、いきなり株価が上がり出したのです。最初、何が起きたのかわかりませんでした。決算発表は6月だし、業績見通しの変化ではなさそうです。調べたところ、5月7日に、株主優待制度拡充のお知らせが発表されていました。従来、株数に応じてQUOカードを1,000円から3,000円程度株主優待として配布していたのですが、それを、今年10月末現在の株主(300株以上保有者)に対して一律、年間30,000円(半期に15,000円ずつ)のQUOカード付与へと変更する、という内容です。

 

従来は500株でも1,500円のQUOカードでしたから、20倍に増やしたことになります。大盤振る舞いですね。

 

このインパクトは絶大でした。

 

5月7日 始値 922 終値 1069   出来高 15,300

5月8日 始値 1369 終値 1369       出来高 20,000

5月9日 始値 1669 終値 1669  出来高 26,200

5月10日 始値 1820 終値 1940  出来高 1,004,500

 

8日、9日とストップ高を記録し、10日には出来高が38倍に増えました。

 

自分の持ち株でこのような動きをするとは夢のようです。これが個別株投資の面白いところですね。ETFへの投資では味わえない醍醐味です。

 

それにしても、株主優待制度の変更だけで、ここまで株価が上昇するとは驚きました。これほどのインパクトがあれば、個人投資家の間で話題になるし、投資関係の雑誌などに掲載されるかもしれません。株価の上昇だけでなく、企業の宣伝につながる可能性があります。

 

グリーンエナジー&カンパニーは徳島に本社がある、従業員数136名の企業です。地元での知名度は不明ですが、全国的には、知っている人は少ないでしょう。今回の株主優待制度変更は想像以上の効果をもたらしたのではないか、と思われます。

 

企業が株主に利益を還元する方法は、配当金の増額や自社株買などが一般的ですが、この会社は優待制度を大幅に増やすという戦略を取りました。数倍ではなく、20倍に増やしたことで、ビッグサプライズとなり、株価は急騰しました。とても賢い戦略だったと思います。配当金を20倍に増やすことなど不可能ですが、今回の制度は300株以上の株主に対して一律年に3万円ですから、費用負担は抑えられます。大口の株主はQUOカード3万円にそれほど魅力を感じないでしょうが、株価の上昇は大きなメリットです。小口の株主にとっては、株価の上昇に加えて、3万円のQUOカードはかなりの魅力となります。

 

新NISA制度の開始に伴い、新たに株式投資を始める個人も増えてくるでしょう。最近投資を始めた人、あるいは投資を検討している人にとって、QUOカード3万円は注目に値するのではないでしょうか。この会社に興味、関心を持つ人が増えれば、それだけでも大きな宣伝効果となります。

 

この会社が注力している相手は大企業ではなく、個人や小規模事業主です。富裕層というより一般の人々です。例えばサラリーマンや個人商店、農家などです。今般の制度変更も、小口の株主や投資家、あるいはこれから投資を始めようか、と考えているような人たちを意識した内容になっており、企業理念と整合性があります。

 

この会社を応援し、株を買って正解だったと感じます。これからも小口株主として応援し、その成長を見守るつもりです。