学びは楽しい 

私が大学を受験したのは1979年ですが、この年から入試方法が変更され、共通一次試験というものが始まりました。国立大学の受験は、この全国共通の一次試験(マークシート方式)と各大学が個別に実施する2次試験(記述式)の二本立てとなりました。

 

共通一次試験の教科は、国語、英語、数学、理科、社会ですが、理科と社会は2科目を受験することになっていました。私は、理科は化学と生物を選択し、社会は世界史と地理を選択しました。

 

私の通っていた高校は、高校2年生から理科と社会については、上記2科目の授業だけを受ける、という方法を採用していました。高校1年生の1年間だけ、理科は物理、化学、生物の3科目、社会は日本史、世界史、地理の3科目の授業を受けるのですが、2年生以後は、それぞれ2つに絞ることになります。

 

それほど勉強が好きじゃなかった私は高校1年の時点で物理と日本史の勉強を手抜きしました。その結果、欠点ギリギリの成績で2年に進学しました。

 

このような態度で臨んでいたので、日本史と化学には苦手意識があり、物理の基本は何もわかっていない、地学に至っては、ほとんど何も勉強したことがない。という状態で、今日まで歳を重ねてきました。

 

会社を退職し、時間があるので、外国語の学習をやってきましたが、自分のホームページを立ち上げようと思って準備していると、自分の基礎知識不足が気になってきました。高校生時代に手抜きした物理や苦手だった化学、あるいは地学に関する基礎知識が不足していると、どうしてもある限界を感じます。興味あるテーマを深掘りしようとすると、理系の基礎知識は不可欠です。

 

そこで、高校時代に手抜きしたり、勉強しなかったことをやってみようと思い立ちました。具体的には、高校生むけの物理と化学の参考書を買ってきて、最初から読んでみることにしました。

 

分厚い参考書を手にすると気持ちが怯みますが、まあ、少しずつ読んでいます。読んでみると、これが結構面白いのです。高校時代はあまり興味が持てなかったことも、今になって読んでみると、なるほどそういうことか、などと気づきや発見があります。参考書はイラストや図など工夫されており、わかりやすく書かれているので、なかなかおすすめです。大人向けの入門書も悪くないのですが、私は高校生むけの参考書が最もわかりやく書かれているのではないか、と思っています。値段もお手頃ですしね。

 

最後まで読み通せるか自信ありませんが、ぼちぼちやります。

 

考えたら、学習って最も有意義な時間潰しではないでしょうか。テレビをだらだら見て過ごすよりは充実感を感じますし、お金もかかりません。学びが人様の役に立つかどうか、わかりませんが、少なくても自分の人生を充実させることには寄与すると思います。