loofenが放つ光は未来への希望 

何気なくネットを見ているとloofenという生ごみ処理機の広告を目にしました。その宣伝文句や商品説明、おしゃれなデザインを見てとても惹かれるものがありました。その広告によると、loofenは極めて便利で使いやすくできているようです。

 

・生ごみを、入れたいときに、いつでも入れられる。(その都度処理される)

・嫌な匂いがしない

・間違って生ごみ以外のもの(貝やカニの殻、ビニールや紙屑、魚の骨、割り箸やフォークなど)を入れても問題なし

・電気代は意外と安い

・音が静か

・デザインがおしゃれ

 

おそらく、従来の生ごみ処理機で問題だとされていた課題をほとんど解決しているのではないでしょうか。

 

 

この商品は世界的に売れているそうです。確かに、広告を読んだ限りでは、とても魅力的な商品だと感じます。

 

この商品を扱っている(日本での総代理店)のはALPACAという会社です。私は全く知りませんでした。どんな会社かホームページで調べてみました。創業は2020年で、人員数5名、資本金100万円のスタートアップ企業です。まだ出来立てホヤホヤの会社です。私が知らないのも当然でしょう。まだ知っている人は少ないと思います。

 

 

この会社を作ったのは今野裕樹という人で、2009年に東北大学を卒業したと書かれていますから、年齢は30代後半でしょうか。2009年といえば、リーマンショックが吹き荒れていた時代、日経平均株価はほぼ底、2009年の3月は8000円前後まで下げました。当時の就職がどれほど厳しかったか、容易に想像できます。

 

ALPACAは、今野さんが設立した、まだ新しい会社ですが、D2Cブランド開発事業、コンサルティング、海外ブランド代理店事業を行っているとのこと。loofenという商品を見て、その優れた企画力、ブランド力を感じました。

 

2020年、コロナ禍で東京オリンピックが延期され、様々な行動変容を迫られた不安で不透明な時期ですが、そういう時に設立されたALPACAは、loofenという極めて魅力的な商品を世に出して、これから大きく羽ばたこうとしています。

 

loofenを自分で購入するかどうかはわかりませんが、すでにネットでも紹介されており、Amazonにおいてもヒット商品として扱われています。かなりのインパクトを与えていることは間違いありません。

 

私は、loofenという商品もさることながら、むしろこの商品を生み出したALPACAという会社に興味を持ちました。

 

日本には起業家が少ない、と批判されてきました。米国、中国、インドなどと比べると、確かに見劣りしますが、それでもALPACAのような、きらりと光るスタートアップ企業が他にも沢山生まれつつあるのではないでしょうか。21世紀に入ってから日本経済は勢いを失い、元気がなく、将来は暗い、と考えていました。ですが、その間、若い世代が着実に力をつけ、育っていること、そして今や大きな花を咲かせようとしていることに気づきました。おそらく、私が知らないだけで、この日本にも未来は明るいと感じさせてくれるような起業家が、優れたスタートアップ企業が、どこかに存在しているに違いありません。そんな会社を見つけたらこのブログに書いて、ささやかですが、その活躍を応援したいと思います。