ドナウ川クルーズの旅(三日目) 

クルーズ旅行三日目は終日プラハにてフリータイムとなっています。私はまず市民会館のガイドツアーに参加しました。とても豪華な会館で、まるで宮殿の様でした。コンサートなどが開かれる様ですが、日本各地にある市民会館などとはまるで異なります。

 

それからムハ美術館や聖ヴィート大聖堂などを見学しました。ムハは日本ではミュシャという名前で知られているアールヌーボーの画家でパリで活躍しました。プラハのムハ美術館は作品数が少なくて期待外れでした。パリの方が多くの作品をみられるのかもしれません。

 

ムハ以外に、チェコには有名な芸術家がいます。作家のカフカはプラハ出身で、「城」という作品を書いており、読んだことがあります。この城はもちろんプラハ城です。作曲家ではスメタナとドボルザークが有名です。ヴルタヴァ川の脇、カレル橋のすぐ横のラジャンスキー宮殿内にスメタナ博物館があり、行ってみました。入り口が分かりずらいのですが、レストランのテラス席の間にありました。

 

多くの著名な芸術家を輩出しているチェコですが、プラハの人々にとって最も重要な偉人はヤンフスの様です。ヤンフスは腐敗したカトリック教会を批判したことで火刑に処せられ、それがきっかけでフス戦争(1419-1436)に発展します。高校の世界史の教科書に記載されており、フスの名前だけは覚えていました。プラハの旧市街広場にヤンフスの像が立っています。

 

プラハの街はこぢんまりとしており、観光客がいくような見所は固まっています。徒歩で問題なく見て回れます。

 

プラハの街にはいくつか立派な教会があり、毎日のように夕方6時か7時から教会コンサートが開かれています。教会の前でチラシが配られてます。荘厳で立派な教会内のコンサートは一度体験したいものです。私は参加できず、残念でした。