今年に入り、脱炭素化、再生可能エネルギー導入といった地球環境温暖化対策に企業が真剣に取りくみ始めたと感じています。本日は大手不動産会社に関する記事を見ました。

 4月から、三菱地所が丸の内オアゾ等で再生エネルギー電力の供給を開始するそうです。そして、丸の内エリアのビル(約30棟)で使用している電力4億kwhを23年3月末までに全て再生可能エネルギー電力へ切り替える方針だとか。同様に東急不動産も自社保有の全施設で25年までに再生エネルギーへ変更するらしい。

 この変更は、政府の方針を受けたものですが、それと同時に、ビルへ入居する企業側も再生エネルギー電力を使用したオフィスを望んでおり、その需要に対応するため、あるいは、この点をアピールするためという目的もあるようです。

 このように、脱炭素や温暖化対策という方向へ向けて社会全体が動き出せば、多くの企業が追随するし、またそうせざるを得ないのです。そして、環境問題への取り組みやその他多くのSDGsで目指している目標について社会が動き出したならば、多くの企業も真剣に対策を取り始めます。

 今はまさに変化の時であり、既存のルールや慣習が見直され、変わっていく時なのです。変化の時はチャンスの時、よく私のかつての上司が言ってました。こういった既存の秩序が乱れ、変化する時はビジネスチャンスも多く、新興企業が一気に成長する機会でもあります。

 時代が動く時、その流れに逆らっても流されるだけで、こういう時は時流にうまく乗った企業が発展を遂げるもの。これからはどの企業も環境問題やSDGsを意識して活動するとともに、ビジネスチャンスを伺いながら、時流に合致した新しい製品やサービスの提供を考えていくでしょう。

 2030年までの9年、世界はどのように発展しているでしょうか。ちょっとワクワクします。SDGsに書かれている目標はどれも難易度が高く、簡単に達成できる物ではありませんが、世界中が同じ方向へ向かって進めばきっと達成可能です。私も自分のできる事をささやかながら行なっていきたい、と考えております。