ケンフォレットのCode to zero を読みました。
ケンフォレットを読むのは、以前に the pillar of the earth を読んで今回が2作目です。
主人公のLukeは早朝駅のトイレで目覚めますが、全く記憶を失っています。
浮浪者のような服を着て、一文無しで自分の名前すら思い出せない状態です。
そばにいた仲間らしき者から、おまえはLukeだと言われますが、それ以上のことはわかりません。
その後、いろいろ奮闘するうち自分が何者なのか、少しずつ明らかになってきます。
この過程が面白く、読んでいて夢中になります。
このように書いても、何が面白いのか伝わらないかも知れませんが、
読んでいくと、引き込まれていきます。
もし自分が目を覚ましたとき記憶がなくて、一文無しだったら、一体どうやって生きていくだろうか。
どうして良いかわからないのでは。そんな思いが頭をよぎるからか、主人公がこの状況をどうやって乗り越えていくのか自然と興味が沸いて引き付けられるのです。
ストーリーはアメリカのロケット発射を巡る攻防に繋がるのですが、別にロケットでなくても、どのような展開にも持ち込めるだろうと思います。
英語は読みやすいし、夢中になれる小説でした。
the pillar of the earth 程の感動はありませんが、展開の速いスパイ映画を見るような感じで楽しめます。