アルゼンチン対韓国の試合では、アルゼンチンのフォワードの真の攻撃力が示された。今回のワールドカップ出場国のなかで、フォワードの力ではアルゼンチンが最高ではないか。
テレビではメッシが騒がれているが、秀でているのはメッシだけではない。
3点を取ったイグアインはレアルマドリードでクリスティアーノロナウドを上回る得点を取っている、決定力のある選手。
テベスは韓国戦でもその秀でたボディバランスと破壊力を見せてくれたが、一時はマラドーナ2世と騒がれた、才能、実績とも優れた選手。
韓国戦で途中出場したアグエロは、ドリブルも決定力も素晴らしい。
そして、韓国戦に出場しなかったがディエゴミリートはスペインリーグでもイタリアリーグでも得点を量産しているトップストライカーである。
仮にメッシがいなくても、この4人の選手はフォワードとして世界トップクラスであり、エトー、ドログバ、ルーニー、ロナウド、ビジャなどとほぼ同等の得点力を持っていると思う。恐るべしアルゼンチン。
そしてスーパースターのメッシがいる。メッシはペレとマラドーナのレベルに到達したとは認められていないが、そのすぐ下のランク、すなわち、ジーコ、ベッケンバウアー、ヨハンクライフ、ジダンといった伝説の選手の仲間入りを既にしているといっても過言ではない程のタレントだろう。今後、これらスターたちがどんなプレーを見せてくれるのだろうか。わくわくする。アルゼンチンにはこれからも要注目だ。