協会組織を活動させてみて、改めて理解できたこと。

特にいまは、コロナ禍でどの施設も大変な時期をむかえている。

「今後の存続がどうなるのか・・・」「いつになったらこの状況が好転するのか・・・」など、手元の対策で

追われているというか、追い詰められている感が、各々の動きで読み取ることができる。

いままでは、この業界に対して世間の認知度が低く、どのように研修施設の存在感をあげれば良いのか

など考えていたが、それ以上に協会という名の組織が、世間ではうまく役割を果たしていないという

現実がわかってきた。

 

実際に、他業界の話しを聞いてみると、「ただなんとなく会員になっているだけ」「実態は何をしているか

よくわからないまま、召集されれば出席はするが、特に何も得ないで毎回終わってしまう」

「業界の重鎮たちの名誉欲のためだけの団体組織になってしまっている」など、ほとんどが前向きな応えを

得ることもなく、ネガティブな空気が漂う。

最もひどい例は、「会費だけ取られて、ほとんど活動をしていない」など悪いイメージしかないケースもある。

全部とは言わないがほとんどの「協会」や「組合」に対して拒絶されていることが事実、想定内と思う反面、

我々の協会組織を浸透させていくまでには、相当の時間を費やすことになりそうだ。

まずは、協会の存在すべき意義を伝えながら、同志を一人一人作っていく作業からスタートなのか。

コロナという、まさに青天の霹靂のようなことが実際に起き、この環境下では、目の前にある高いハードル

的なものではなく、高くそびえ立つ壁のようにも思えてしまう。

 

それでも、可能性を信じて集まる仲間はいる。心強い限りだ。

しかし見えない敵であるコロナに対してどのようにこれからも対処していけばよいのか、誰もわからない、

不安と恐怖の狭間に置かれているのは事実、安全・安心など少しでも役に立てる情報収集は

いまは誰もが欲しいところなので、常にアンテナを張り更新していく努力は続けることが、いまは最優先になる

かもしれない。

大変な状況下ではあるが、改めてこの時期にこの協会の活動を発進させたのは正解だと確信する。

例えば、景気が良い、業界が潤っているなどの時にスタートしていたら、今回のような事態になった時は、

逆にメンバーは簡単に離れて尻つぼみになり、組織は風化の一途だったのかもしれない。 

 

今まさに起こっていることは、各社が「業績が悪化して他のことを考える余地がない」「この状況では、

存続することも厳しいことになりそうだ」など、施設運営に関してどうしていけばよいのか不安という渦の中に

のみ込まれそうになっている。

だからこそ、いま協会の存在を伝え、情報を惜しまず発信して、少しでも役に立てるよう活動することが

大切なのかもしれない。

理解してもらうことに多くの時間を費やすかもしれないが、ひとつひとつ積み上げていく環境としては、

このどん底からのスタートが、結果この協会を強くし、長く継続する結果となるような気がする。

 

協会の各部門で、すぐに対価が得られるような動きをすることは、いま難しいかもしれないが、自分たちの

信念を通して「人対人」というアナログな世界が、これまでの人類を成長させてきたこと、そしてこれからも

更なる成長を担うサポートができれば、きっと後から結果もついてくると信じる。

人は、お互いに顔を合わせコミュニケーションが取れた時に、良いアイデアが思い浮かんだり、気づきが

あるものだと昔から言われている。

そのことは、永遠になくならない他の生物が真似できない人間の特性でもある。

 

近年、デジタル化が進み人のできることのほとんどがAI化されると未来予想する評論家の方たちも

多くいるが、否定することではなく共存することがベストの環境をつくる。

特に我々が関わる教育に関してはっきり言えることは、機械では教えることができない「人として」の代えがたい

未知の能力を秘めたものを、いろいろな角度からアプローチして、形に変え次世代に繋いでいけるような

組織作りを今後も緩むことがなく推進していければと思う。