「学校」に付随する諸々の中でも「部活」は「試合」や「コンクール」で他校と競う機会も必要になり「応援」という新たな文化も生まれたように思います。生まれたモノの必然として内容も進化、発展して今日に至っていることが分かります。
応援団と言う部活も出来、団員は発声練習で鍛えた声と演舞で集団を指揮するリーダーになりました。より統一され一糸乱れぬ応援を展開するために高校などでは新入生を集めての「応援練習」がカリキュラムに繰り込まれている学校もあります。
応援団長と団員の基、鳴り物は当初はせいぜい太鼓一つと手拍子位だったのでしょうが、広い球場等でより効果的な鼓舞の為にラッパ類も登場し、現在では吹奏楽部のブラスバンド付き応援が当たり前になり、その演奏力や曲目、レパートリーも応援の質として問われるようにもなっています。
更に、発足当時は男子中心のバンカラスタイルの応援団が一般的でしたが、女子団員も現れたり、「チアガール」は女子だけの新応援団と言っても良いのでしょう。テレビ放映の「映え」を競うかのようにスクールカラーの衣類で統一したスタンドやコンピューターでの人文字作成の為に色分けなども編み出され、多彩な応援風景もスポーツ観戦の一部として自然に定着してきました。
「応援」一つとっても時代と共におおきく変わっている訳ですから「学食」も味はともかく安く腹いっぱいになると言った実用本位の内容から「博多一風堂」のラーメン提供のように特徴あるメニューも各地で広がっていくのでしょう。
ここ数年、高校・大学などの高等教育機関では、入学後は校舎に通学して教室で授業を受けると言う一斉授業はコロナ下でリモート授業も導入され、そこから一気に「通信制高校・大学」が広がり「登校」も必要ない時代にもなってきています。
「学校」に付随した様々なモノを「学校」に行くことで育んできたことから「学校文化」と呼ぶこともできるかと思いますが、意識することなく通過儀礼的に習得したり経験できた「文化」も多くあることに気づきます。
小中学校の義務教育での統計では、いわゆる「不登校」は一貫して右肩上がりで増加し、文科省も「学校だけが学びの場ではない」と言った「柔軟性」を見せていますが、「学校」は「学びの場」であると同時に「学校文化」の恩恵に浴する場であることも確かです。
学校文化の一つ「部活」も「教員の働き方改革」を旗印に「学校」から離し「地域」に移行していくよう文科省も働きかけています。現象的には水温調整可能で一年を通して「泳げる」室内プールを持つ学校にはありませんから中学生や高校生の水泳の全国大会では選手は「学校名」ではなく「所属するスイミングスクール名」での出場が当たり前になっています。
抱え込みすぎて贅肉となっているモノが「学校文化」だとする見方も承知していますが、義務教育と準義務教育にもなってきている小中高の12年間は、後の人生にも大きく影響していることを振り返るにつけ「改革」が「改悪」にならないことを祈らずにいられません。