こんばんは、

自分らしく生きるを応援するキャリアコンサルタントで

棋道師範の 「らしく」 です。

 

 

ようやく、

 

「関係フレーム理論(RFT)をまなぶ -言語行動理論・ACT入門-」

ニコラス・トールネケ著

山本淳一監修

武藤崇、熊野宏昭監訳

星和書店

 

を読み終わりました。

 

 

「関係フレーム理論」とは、なんだか難しそうな名称ですが、

実際書いてあることは、よくわかりません。

 

しかし、大まかには、

言葉を操る人間だけが、

一つの事柄を知ると、その反対、言葉の入れ替えによる連想、

印象に残った事に関係する事との関連付けと

経験したことがないことまでも記憶にインプットしてしまうということ。

そして、それが意識することなく行われるということです。

 

この能力は、「一を聞いて十を知る」 理解力や、

般化による理論の構築や、

本来無関係のものを組み合わせるような発想、創造といった

恵みをもたらす一方、

思い込みや、無用な不安や心配、

過去の出来事で感じた気持ちを現在のモノと結びつけてしまうなど、

自らの行動を制限してしまう障害をももたらします。

 

そして、よくも悪くも執着する捉われの強さは、

それを行った(考えるだけも行動)ときに得られる心地よさ

(嫌悪感が和らぐことも含んで)

によるということです。

 

 

この本の趣旨からは外れますが、

このような理屈を読んでいると、

その人に特定の行動を促す (行動の動機を持たせる) には

「その行動を行えば、その人の気持ちが満たされる」

と認識させるサービスを提供すればよいのではないかと考えてしまいます。

 

「その人の気持ちが満たされる」 のはどんなときか?

そのための具体的な手段があるか?

を知ることは容易ではありませんので、何ができるということでもありませんが・・・

 

しかし、可能性は感じられるのではないでしょうか。

 

【注意】

短期的な満足お得ることが長期的な満足を得るための行動を回避させることもあるので

ホントウに求めているものをしっかりと意識して行動を選択することが大切です。