「らしく」 生きるを支援するキャリアコンサルタント・棋道師範の西岡です。
「挨拶」、「感謝」、「労い」、「尊敬」、「心遣い」 が社会風土となればと願っています。
<今日良かったこと>
最近の大山地区将棋愛好会では、以前からいらしていた一般の方が
高校生と小学生の子たちにほとんど勝てなくなりました。
子供たちはグングン伸びますね。
成長の変化を見ることができるのは楽しいですね。
<一つのことで完結はしません>
誰しも自分が一生懸命やっていることには思い入れがあり、
それを極めれば多くの課題を解決できるように思います。
しかし、何かを成し遂げるには一つのこと、
いや99.9%の事ができていても
完遂することはできません。
モノでよく例えて言われるのは
どんな優れた製品でもネジ1本足りなければ納品できません。
人材育成など人に関する仕事ではもっと複雑になりますね。
しばらく前にここで書いたエンプロイアビリティ。
キャリアコンサルティングではしばしば出てくる言葉です。
エンプロイアビリティは雇用される能力ですから、
キャリアコンサルティングが本当にエンプロイアビリティを向上させるものであれば
キャリアコンサルティングを企業に広めることは比較的容易でしょう。
しかし、実際にはそうなっていませんし、
論理的にそのようなアプローチ(売り込み)をしているというキャリアコンサルタントも聞きません。
私が知らないだけかもしれませんが。
ただ、最初に書いたように
キャリコンサルティングだけでエンプロイアビリティの育成を
成し遂げられるものではありません。
単純に考えて、企業内でキャリアアップするためには専門の技能をを磨いたり、
マネジメントを学ばなくてはならないでしょうが、
キャリアコンサルティングで身につくものではありませんね。
企業の人材育成としてはむしろ専門技能の実習訓練や管理者教育の方が
予算上必須と考えるでしょう。
では、逆に上述のような従来の教育訓練だけでエンプロイアビリティは十分に
身に着くのでしょうか?
一部の従業員には十分に機能すると言って良いと思います。
しかし、企業の期待するほどの効果が得られていないというのが現実なので
苦心している企業が多いのです。
思うに、
仕事を遂行するときの一般的な行程 :
興味→情報収集→情報整理→情報分析→論理的解析→目的・目標設定→計画立案
→リスクアセスメント→意思決定→提案→実施→進捗管理→検査→アウトプット→検証
大雑把に言えば、これらをマネジメント出来てエンプロイアビリティ獲得です。
しかし、この行程を進めて行く上で、個人の特性、能力と環境(職場、社会背景、普及技術等)との
相互作用があります。
この相互作用に必要な能力、
好奇心や冒険心、コミュニケーション、諦めない気持ち、応用力(柔軟性)など、
これらの特質を伸ばすための方策としてキャリアコンサルティングが有効なのです。
こういったエンプロイアビリティとキャリアコンサルティングの関り、
そしてキャリアコンサルティングを行うと、
どうしてこれらの特質を伸ばすことができるのか、
ということを明らかにする必要があります。
いずれにしても、キャリアコンサルティングはエンプロイアビリティ育成の
パーツですので、企業の従来の教育訓練と並行して行わなくては
十分な効果が得られないのです。
もっとも、キャリアコンサルタントも自分が何を担っているのかを十分に認識
していなくてはなりませんが・・・
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情報提供
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キャリアコンサルタント「らしく」のホームページ
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