今日はよいお天気でしたね。
在来線でトコトコとお出かけしてきました。
3連休とは言え、そこは地方の電車です。
行きも帰りもゆったり。
気持ちのいいプチ旅行となりました。
ところで、Edgar H. Schein 「組織文化とリーダーシップ」 の本も後3日で
図書館への返却期限となってしまします。
十分に理解できたわけではありませんが、
Schein は 「文化」 には 「層」 があると言っています。
ザックリ言うと、行動や様式に関する文化、
個人で言えば 「習慣」 みたいなものですね、は表層的。組織
もっとも変革することが困難な 「信条」 とも言える深層の文化。
もちろん、深層と表層の間にも何層かの(組織によって違う)文化があります。
上記の本で紹介されている例では、
深層の文化が変革されたものはなく、
表層的な文化の変革でも、事業領域では大きな変革を成し遂げたものでした。
一方、そのような事業の変革を成し遂げた後でも、
その組織は深層の文化に起因する暗黙のルールは変わらなかったということです。
このように書くと、簡単に改革が進んだように思われるかもしれませんが、
組織が危機感を共有し、リーダーがその取り組みにコミットしたうえで
事業の改善を推進させる文化と阻害する文化を検討するなど
手順を踏むことが大切なようです。
そして、外部コンサルタントの立場であれば、
事業改革に必要ない組織文化については
解析した結果を組織に伝えるべきではないかもしれない、としています。
参考になると思ったのは、
組織文化に層があるという考え方です。
個人のアイデンティティにも層があると考えることができるかもしれません。
そう考えると、
問題の表層的な アイデンティティ=行動の理由 を変容させるために
より深いアイデンティティを遵守する範囲での選択肢として
別の表層的なアイデンティティを検討し、採用するという
解決法もある、ということです。