今日は暑くなりましたね。
特に車に乗ると、窓から差し込む陽射しが痛いぐらいに感じました。
年々、夏場の陽射しが以前よりキツクなってきているように感じます。
オゾン層の縮小で紫外線が強くなっているのでしょうか?
令和に入り、先日のNHKの番組と今朝の毎日新聞で AI と ロボット の発達、普及による社会変化が
論じられていました。
確かに今の枠組みのままでは、法令設定の遅延、格差の増大、倫理観や向上心の低下など
課題が大きそうです。
生産設備としてのロボットで既に経験していることですが、
ロボット(+AI) で生産性をあげるということは、次の3つの課題を同時に克服する能力があって
初めて有効性が発揮されます。
① ロボット(+AI) を設備として導入、維持できる資金力
② 生産性向上に資するする ロボット(+AI) の活用方法を発案する創造力
③ 生産量に見合った販売力、市場開拓力
資本主義的な矛盾をあげるとすると、
生産性向上が人以外のモノによってもたらされるとすると、そこで得られる利得は、モノを所有する
特定の人が受け取ります。
他の人は、余暇は多くなるでしょうが、別の仕事で稼がなくてはなりませんね。
ビジネスチャンスという方もいらっしゃいますが、
消費の面から考えて、物質やエネルギーは環境と資源維持の観点から、頭打ちになるでしょう。
サービスは価値観の多様化に伴い需要が増大するかもしれません。
しかし、ロボット(+AI) が対応できなくて、且つ物質やエネルギーを伴わないサービスの個々の需要は
一般的なものは限定的になる可能性が高いと思われます。
もちろん何かに秀でていてフォローする人々が多ければ高収入も期待できますが。
結局、ロボット(+AI) を所有する特定の人々と一握りの一流パフォーマー以外は自身の消費に見合う
生産性を確保できなくなる可能性があります。
これは格差の増大と共に、全体消費の低下を招くことが想定されますね。
全体消費が低下するということは、需要が減少するということですから、生産性の過度の向上は
在庫を増やすだけになり、経営を圧迫することになります。
また、NHKでは忙しいときの自分の分身としてロボットが使えれば、との話も出ていましたが、
自分の苦手なこと、嫌なことはすべてロボットに振ってしまうことが当たり前になると
人々の向上心や耐性が低下しそうな気がします。
今の職場でも、シュレッダーの切りくずを始末、カタログ、雑誌や段ボールなどの廃棄準備、
資料整理など誰が行っていますか?
ロボット(+AI) の時代をどのように迎えるのかを、誰が考えて、誰が主導していくのか
気になりますね。
あなたは、どう思いますか?