ブリッジ THE TEN | ORANGE

ブリッジ THE TEN

THE TEN


所有しているギターのうち3本は、この「Argus Dr.Siegel THE TEN」に交換している。


このブリッジの存在をはじめて知ったのは、原宿の松下工房さんでオーナーの松下さんに薦められた時で、1997年9月頃だったと思う。


ちなみにSTM-Dr.Siegel CostomとSTM-DS2は「Argus Dr.Siegel THE TEN」ではないけど、FENDER JAPANオリジナルの10mmピッチ・ブリッジだから、全部で5本は10mmピッチ・ブリッジということになる。


以下はCHELSEA'S TERRACEというホームページの中で「Argus Dr.Siegel THE TEN」が紹介されているページからの抜粋です。
http://www.ne.jp/asahi/chelseas/terrace/pe/workshop/stm-dsc/stm_dsc.html

『成毛がゴトー・ガットと幾つもの試作をテストし、新しく型を起こして作ったナイフエッジ2点支持式ブリッジ。
本来のストラトはブリッジの所での弦の間隔が約11mmで、1弦から6弦までの間は約55mmある。そうするとスウィープ・ピッキング等で6弦から1弦まで往復するような場合、手が小さい者には全部の弦をミュートしきれず、開放弦が鳴ってしまい易い。
又、当時のハムバッキング・ピックアップの多くはポールピースの間隔が約10mmだったので、ストラトのリアにハムバッキング・ピックアップを付けた場合弦がポール・ピースの真上に来ず、各弦の音量バランスが悪くなる事があった。
10mmピッチ・ブリッジはブリッジの所での弦の間隔を10mmにしたもので、1弦から6弦までの間は50mmになり、成毛のような手でも全部の弦をミュートする事ができるし、リアにハムバッキング・ピックアップを付けても弦がポール・ピースの真上に来るので、各弦の音量バランスがくずれない。
又、指板上で1~6弦がセンターに寄るので、ヴィブラートをかけた時にフレット落ちしにくくなる。
ブリッジ・サドルは「焼き入れ鉄」にしてあり、「焼き」を入れていない普通の鉄のサドルよりも摩耗に強く、使っているうちに弦の乗る溝が深くなって弦がサドルに喰い込み、サステインが伸びなくなったり、倍音が出にくくなったりする事がない。
このブリッジは共和商会から"Argus Dr.Siegel THE TEN"という名称で単体でも発売された(¥12000)。
 一般のナイフエッジ2点支持式ブリッジのナイフエッジの厚さは約0.5mmで、これだと抵抗が大きく、アームをアップして戻した時とダウンして戻した時のピッチが同じにならず、チューニングが狂い易い。
10mmピッチ・ブリッジはナイフエッジの厚さを0.3mmにしたため抵抗が小さく、アームをアップして戻した時とダウンして戻した時のピッチの差が殆ど無く、ピッチの復元率が良い。
又、ナイフエッジを受けるスタッドの角度を60°/60°の上下対称にしたためピッチの変化が大きく、使う弦のゲージに合わせて調整すれば、アームを3弦で4度アップ、6弦で2オクターブ以上ダウンできる。 』


10mmピッチの弾きやすさ(ピッキングのしやすさ)やチューニングの安定感など、もうこれ以外のブリッジは考えられないかもしれない。

ブラス製のトレモロ・ブロックは右側の写真の通り斜めにカットされている。これによってより大きなアームダウンが可能になるけど、個人的にはダウンが出来すぎだと感じて、調整可能なようにネジを取り付けている。


こういうすばらしい製品は、もっと一般化されるべきだと思う。

もう生産終了になっていて多分入手は不可能だけど、何とかならないものだろうか。