もう5年ほど前でしょうか。

 

自分の中にあるものを、表現し、

それは主にSNSを使い、人々に発信をして、
そこからお金を生み出していくという、

企業に勤めるのではなく、
個人で稼いでいく人が多くなっていく

そんな時代になっていくことを聞き、

 

このようにならなきゃ、
みんなそうなっていくし、

企業に属することは、地の時代のことだ、
とまで私は思っていました。
雇用主の都合にあわせることもなく、
定年もないのだし、
これに取り組みたいと思いました。

 

自分の中に埋もれた才能を見つけ出し、
それが誰かのためになる。
そのようなものを作っていく講座に入り、

学び、学ぶごとに発見がある。
自分がわかってくる。

主にSNS上(文字や写真を通して)であったり、

パソコンの画面上(画面越し)であったり、
そこで自分が持つ才能を表現していくことが多く、
それよりも、

 

私はいつしか

ライブ感という言葉にひかれ始めました。

 

であれば、YouTubeか、インスタライブか、

そこも体験してみましたが、

何かを発表する時だけのライブではなく、

私の言うライブは、
日頃の喜怒哀楽

いいえ、喜怒哀楽までもいかない

他愛ない日々の表現そのものが私であり、

私から出てくる言葉、表情、雰囲気、空気感、しぐさ

それが私そのものであり、

ギフト(才能)であるのではないかと
気づきました。

 

そんな考えに至ったものですから、
生身のリアルな私でいくならと、

また、就職することを選びました。

 

前職を活かしてと、

ずっと事務系の仕事を探していましたが、

いやいや、もっと人と触れ合うことを、と、

接客に方向を変えました。

 

そう向きを変えると、私の心は落ち着き、
少々の条件は飲む覚悟さえでてきます。

 

 

何をすると楽しくて充実し、
何を通して幸せを感じ、

どんなふうに生きるのが、

自分らしいのかということは、

すべての人が異なり、同じ人は一人として存在せず、

意外に自分のそれらを

きちんと把握している人はあまり多くありません。

 

そして、それが、

人生に停滞感を生み出す原因でもあります。


私のここしばらく5年から3年の時間が

これだったのかなあ、と思います。

 

自分の好み、才能、喜び、幸せというものは

個性があり、

私たち人は、その個性を自分で満たすことでしか、

本当の幸せを感じたり、

充実した人生を送ることが

できないようになっています。

 

周りと同じでないし、

また、同じことを同時に学んでも、

違うことにたどり着くのは当然であって、

 

それは、時間がかかるとか、回り道ですらなくて、

ひとりひとりが、

すでに違う道を選んでいるということ。

 

就職の道でも、ちゃんと私を掴み、
ここに帰ってきますから。