劇団ACT
劇団ACTの芝居を観てきた。
高橋いさをの初期の作品「ボクサー」。
ふつうの人々が次第に幻想の中にはまってゆく「メタシアター」の元祖作品だ。
演劇の手法的には古いタイプの芝居だが、まったくその時代錯誤的な印象は受けなかった。
むしろ、今にマッチした新鮮なものに写る。
高橋いさをの作品は初期から中期そして現在に至るまで大きな変貌を遂げている。
その中でも今回の「ボクサー」はほとんど無名のショーマが華々しくデビューを飾ることになった劇団の分岐点にあった作品といっていい。
確かに今時ではない台詞の羅列は目立っていたが、何というか、演出の勝利なのか、現代社会を連想させるすばらしい作品に仕上がっている。
ただ、役者一人一人がキャラクターにこだわりすぎて、肝心のボクサーに対するイメージがいまいち伝わってこなかった。
勝手に怖がり勝手に攻撃し・・・では、独りよがりのマスターベーションになりかねない。
もう少し役の掘り下げが必要なのかも知れない。
なぜ、目に見えない相手(敵)にそれほどまで怖がってしまうのか。妄想が恐怖を産み、人を犯罪に駆り立ててしまう。
彼らの目にはたまたま通りかかった犬にまでも殺意の対象として写るのだろう。
今時のいい作品だった。
高橋いさをの初期の作品「ボクサー」。
ふつうの人々が次第に幻想の中にはまってゆく「メタシアター」の元祖作品だ。
演劇の手法的には古いタイプの芝居だが、まったくその時代錯誤的な印象は受けなかった。
むしろ、今にマッチした新鮮なものに写る。
高橋いさをの作品は初期から中期そして現在に至るまで大きな変貌を遂げている。
その中でも今回の「ボクサー」はほとんど無名のショーマが華々しくデビューを飾ることになった劇団の分岐点にあった作品といっていい。
確かに今時ではない台詞の羅列は目立っていたが、何というか、演出の勝利なのか、現代社会を連想させるすばらしい作品に仕上がっている。
ただ、役者一人一人がキャラクターにこだわりすぎて、肝心のボクサーに対するイメージがいまいち伝わってこなかった。
勝手に怖がり勝手に攻撃し・・・では、独りよがりのマスターベーションになりかねない。
もう少し役の掘り下げが必要なのかも知れない。
なぜ、目に見えない相手(敵)にそれほどまで怖がってしまうのか。妄想が恐怖を産み、人を犯罪に駆り立ててしまう。
彼らの目にはたまたま通りかかった犬にまでも殺意の対象として写るのだろう。
今時のいい作品だった。