Dino tap
Music : Deva Brend
Lyrics : Psy 故 J Bojita
Bystanders said "no way..."
摩天楼 were destroyed 焦土
半開きのままのお口
Hmm? Seriously
Dino Tap on the set
散らばる torso これ誰の?
Ding dong あれalert
お前はまだ防空壕でボケっと
In the dark warにもlove をほざく
2度は無く
Shut your mouth 膝で黙らす
黒焦げの虞淵を衝く 慟哭
鉄の馬 跨り はいどうどう
Dino Tap on the set
ドグラ・マグラ写るpicture
Temperature fever 音 turn up
D.D.Dino Blood 交配種 D.B
馬鹿太 bass boost beat bomb
BOOTHの内 パーキンスブレーラー
白杖でなぞれ 売国奴の断頭台
汚れた手で口を拭いて 地団駄
Dino tap too late
どうもBojitaです。
今回はDino tapという曲について解説をしていきます。
この曲は元々D.B起案で、「異世界編がテーマだから魔界にも行っとく?」という事を言われ、ある日突然送られてきました。
ふむ、魔界かぁ…悪魔とか化け物をテーマにするだけじゃ五億番煎じであるし、何より芸がねえなぁ…
と思って、今回は珍しく曲名からD.Bと決めていきました。
当初の候補はOrthros stepかDinosaur stepというような、治安が悪くて生意気なビートに合わせてダンサンブルかつ激しい早口を叩き込むような形にしようかという案で進めていましたが
ダイナソーとかオルトロスよりもディノの方が合いの手的に汎用性が高そうだなぁ、という話から「それならもうステップじゃなくてここもタップとかの方が音として使いやすくない?」という結論に着地して、「ディノタッ、ディノタッみたいにパーカッシブルな音を上手く使って曲に張り付いて没入していく」という流れにしました。
オルトロスは双頭の番犬ということで、私とD.Bという2人を示す意味を示せそうでしたがそれはそれで意味がわかりませんし、恐竜となると急に難しくなり色々考えてました。
結果として私の低音+早口がハマったので一人で「とある脅威が押し寄せて来たせいで、我々の持つ特定の文明が崩壊していく様の視察にD.Bの眷属である私が来た。さて、止めるにはどうしたら良いだろうか…」と思案しての独り言
という一捻りした謎の設定と問いを主軸として書き始めました。
まぁ先に言ってしまうと、それはAI作曲であったり原型が無くなるまで加工してしまった曲であったり、というものを脅威として見なしたというテーマですね。
トラックを恐竜人間のD.Bそのものに見立てて、その使いである私が崩壊していく業界に文句言ってるようなかんじです。
30bud'sの中ではこういう系統のコンセプトも珍しいですが、ほら、なんせこの曲は魔界探訪というお題貰ってたので…
ちなみに我々の名誉のために言っておきたいのですが、我々はほとんどボイスチェンジャーやオートチューンの類の使用を許されておりません。
つまりこの曲はほぼ地声、なんならローを聴きやすい程度に異常にカットしてるまであります。元々は地鳴りみたいな声でした。
歌詞で特に難しい説明とかはないので、せっかくなので今回は歌唱について重きを置いて解説したいですかね。
まず前提として、私は高い声が出ません(n回目)
EQNX、餞あたりがもう限界です。
あれ以上出すと腹圧で漏らします。
なので実はいっそこういう振り切ったド低音の方がめちゃくちゃやりやすいです。
芸風が「聴く文学」のようなものを強く意識しているため、どうしてもこういう引き出しを披露する機会が少ないので、本当は嫌々作ってるように感じる方もいるかもしれませんが、むしろ得意です。
中身は好きにやっていい、とのことだったので先述の通り、パーカッシブかつ激しく畳み掛けるフレーズもやりたくて子音としてはB,D,G,K,Pのようなものを大量に採用しました。
ちょっと小ボケというか、「絶対にこれは歌詞に使わんだろ!」みたいなワードチョイスも意識して
金太郎が馬に声を掛ける専用語の「はいどうどう」等に注目しました。
個人的にお気に入りは「馬鹿太 bass boost beat bomb」です。
人生で一度は誰しも言いたいワードですね。
はい、今言ってごらんなさい。はいどうどう。
せーの、バカブトベースブーストビーボム!
よく出来ました!(ニッコリ)
ここは喉を落として、喋り口調程 力を抜くけど気道に音を当てるイメージです。
ジグザグに跳弾させながら最後に口から出るように意識してください。
前段の「ドグラ・マグラ写るpicture 〜 」が今作最速のパートなのでそこで勢いをつけて、鋭く重く落とすってかんじです。
ディディディーノ ブラッド コウバイシュディービィーも濁音地獄で
いと気持ちよし〜〜〜〜
ちなみにこの曲のレコーディングは盛りなしで
3テイク程の通しで終わりました。10分くらいですかね?
EQNX本レコとAround 67(練習)の合間にやって、そのまま合格でした。
RiO NeLLもブースにいて、これを披露したところ
「これはクラブで爆音で聴いたらめっちゃ気持ち良さそー」
と言っていたので、機会があればそういう聴き方してもらえたら嬉しいです。
そして最後の4行の歌詞は結構面白く仕上がったと思います。
パーキンスブレーラーという名詞は関わる事がない限りなかなか日常では知る機会がないと思いますが、これは点字を打つ機械ですね。
たとえ盲目になろうとも音が聴こえる限りは
お前の手で売国奴を並べて1人ずつ斬首していこう、という文脈で、ここでいう売国奴は魂を売り払った連中という意味です。
具体的には先述の通り音楽業界への批判でありますね。
巷で日夜熱い議論の対象になるAI作曲等と我々人間の作る音楽は優劣をつけるものではなく、全くの別物として解釈してほしいのですがね…
それも含めて世間への盲目という表現であり、彼らにも言語としての点字=選択肢の提示、という意味を表したくてこういうオチになりました。
以上の事を踏まえて、とても短い歌詞なので全文をザックリ要約しますね。
「傍観者は「為す術なし」と言い
今まで人間が培ってきた文化も侵害されて焼け野原に
それでも皆 ポカーンとしてるけど大丈夫ですか?
我々は戦う準備をしていて
既に職を奪われた音楽家が死んでいってるけど
お株を奪われて誰の耳にも止まらなくなった
その辺のAIより需要なくなった音楽に意味あるのでしょうか?
これは爆音の曲で同時に警報でもあります
他のアーティストはまだ大丈夫だと思っていますか?
AI進出でやって来るDTM音楽暗黒期にも
「大丈夫っしょ」とか言う音楽家
そいつらも同罪だから黙らせます
参入障壁が著しく崩壊して一般人も気軽に音楽をやれる時代に
同業者がいなくなるのは寂しくて涙が出てくるが
そんな時はD.Bと車でドライブして気を紛らわせて
何とかまだやってます
血管ブチ切れそうなくらい音量を上げて
バカ太いベースを効かせて人力でまだ続けて
盲目になった人達にも もう一回人間が作るものの良さを
伝えたいと思っています
共存も盲信を解くことも無理ならもう戦うしかないです
伝わらない悔しさで泣きながら地団駄を踏んでるのが
まるでこの曲のステップの根源になってるみたいですね
我々も言ってしまえばこんな事をわざわざ曲にした時点で
既にAIに侵略されてるのかもしれません
時すでに遅しか…」
って直接的に簡単に書くとこのようなニュアンスです。
単純にブチ切れてるというより、人間の作る音楽が今後どんどん減っていくことへの哀愁も少し含んでます。
哲学だったり命の追求とは離れて、音楽家としての怒りの在り方を自身で再確認するような曲になりましたが、これはこれで私達にしか出来ない形になったと思います。
前作の「NEVra system」という侵入してくるバグや脅威、というテーマに少し近い立ち位置の曲かもしれませんね。
スキャット部分の最後は
「Boothの内にPlayer」って聴こえたり聴こえなかったり
まだ我々は防空壕ではなく戦場にいます、という意味なのかもしれませんね。
私は勿論やった張本人なので答えを知ってますけど、敢えて想像にお任せします。
ひょっとすると今後我々もAIに技術をお借りする可能性もゼロではないですが、今はまだ魂を持ってやっています、という事は安心して頂きたいです。
これを聴く時の正しいシチュエーションは、ベロベロに酔ってこの世が全部敵に見えた時に肩で夜風を切って歩きながら爆音で聴く、です。
俺(私)はまだ違ぇ!そっち側じゃねぇ!(ぷんぷん)
って言いたい事の後押しをしてくれるはずです。
今回は以上です。
また事項で。
