みなさん、こんにちは。ムラタです。
初回にコメントくださったみなさん、ありがとうございました!
この三連休は、いかがお過ごしでしたか?
みなさんに台風の影響が出てないことを願います。
我ら「ジャージー・ボーイズ」カンパニーでは、昨日も今日も、稽古場にたどり着く前に豪雨で濡れネズミ(泣)になるキャストやスタッフが・・・。
雷鳴轟く中、じっとりと肌にまとわりつく湿度を払い除けながら、みんなで稽古にいそしんでおりました。
稽古場から、今日はこちらの写真を。
稽古場に組まれたセットの、上手(舞台向かって右手)奥から正面、つまり客席側を眺めた目線での1枚です。
ブログ初回に載せた稽古場の風景を、角度を変えて撮影したものになります。
手前の舞台奥側には衣裳や椅子・楽器・映像カメラなどの小道具が、写真右はいろいろな場面で使われる金網が置いてあります。
みなさん、ギターの両側、床面にある湾曲した太めの線のようなもの、見つけられるでしょうか?
この線(というか溝)、ぐるっと円を描いているのですが、この内側が「盆」と呼ばれる機構になります。いわゆる「回り舞台」です。
「ジャージー・ボーイズ」では、この「盆」を使っての場面転換が用いられているので、稽古場から設置必須なのです。
盆以外にも稽古場道具、かなりしっかり立て込まれています。
ご観劇経験のある方、ホントは3階があるじゃない!と突っ込まないで下さいね。稽古場の天井は、そこまで高くないんで(苦笑)。
1枚目の写真から盆が180度回転した状態、2階部分のデッキが舞台前方に出てきました。
手前の、なんとなく「縁の下」っぽく見える(?)部分は、本来の床の上に盆の面を置いているから出来る隙間です。床の上に空間をあけてもう一つ床を重ねてる感じ、といえば良いでしょうか。
こちらは、2幕後半、盆を回しながらの場面をお稽古中の、フランキー・ヴァリ/中川晃教さん(中央)。
左側に座っているのは、盆の動きと共に舞台奥へと移動していく山路和弘さん。
1枚目の写真では舞台奥側、2枚目は手前にあったデッキ部分が、盆の回転によって角度を変えて見えています。
ちなみに、左手前は、稽古を見守る演出家/藤田俊太郎さんの背中です。
物語の進行に合わせ、舞台装置のさまざまな表情を見せることができる「盆」ですが、今回は劇場が従来のシアタークリエより大きな日生劇場に変わるため、大きさが、数十cmほどアップしました!!
大きな舞台空間では、たかが数十cm、と思われるかもしれませんが、されど数十cm。
盆の大きさ変更に合わせ周辺部分のサイズや仕様など検証・検討を重ねた結果、いろいろな箇所が2022年バージョンへと改まることになりました。
劇場に本番用の装置が登場したらまたご紹介していきたいと思います。
2022年バージョンの "新生" っぷり、は、装置だけではありません。
なんたってキャストが増え、藤田さんの演出プランはもちろん、衣裳やヘアメイクも新しいアイデアが生まれていますし、小道具まわりでもアレコレあります。音響、照明、映像なども劇場に合わせて調整や変更が出ます。
初演・再演に親しんで来られたみなさんも、今回初めてーのみなさんも、きっと楽しんでいただけるはず!
さて、今度は何をご紹介しようかな、と頭を悩ませつつ・・・
今日はこのあたりで。また次回ー!!