日本ボクシングファンにとっては最高の夜だった。
野球の「WBC」で盛り上がる中、東京と神戸で行なわれたボクシングの
WBCに世間の注目はさほど集まらない。
長谷川穂積という素晴らしい世界王者がいることを一般層のどれだけ
が知っているだろうか。
粟生隆寛という天才ボクサーの名前をボクシングファン以外で何人が
間違えずに読めるだろうか。
挑戦者のブシ・マリンガ選手を1R2分37秒TKO勝ちを収め、8度目
の防衛に成功した長谷川選手はこれで3連続KO防衛。日本ジムの
所属選手では史上3人目の快挙だ。
王者オスカー・ラリオス選手を大差の判定で下し、初の世界タイトル
奪取に成功した粟生選手は、悔しい敗戦を経てさらに強さを増した。
第一戦ではあと一歩のところで逃した世界タイトル。号泣する彼を
みて、前回すんなり獲っていたらこれほどベルトの重みに感激する
こともなかっただろうなと感じた。
そして、長谷川チャンプにはそろそろ「海外進出」の機会を与えて
欲しいと願わずにはいられない。
