簡単に言いますとR&Bとカントリーを
合わせたのがR&R
そのR&Rにカントリーの一種である
ヒルビリーを加えたのがロカビリー
しかしそう厳密なものではありません
50年代中期に誕生したR&R、ロカビリーは
いわゆるサブカルチャーであって
当時ヒットしていた曲はほんの少し
売れているスターもエルヴィスはじめ
ほんの数人
「ジーンビンセント」「ジョニーバーネット」
そして「エディコクラン」
ロカビリースター全般に言えますが
大ヒットした曲はありません
代表曲でもベスト10に入るくらい
それらを聴いて育った人々が後にスターとなり
そのファン達が掘り下げていく事により
R&R,ロカビリースターの伝説を
皆で作っていったというのが真相です
サンハウスやロバートジョンソンなどの
戦前のブルースマンを
ストーンズやクラプトンがカバーしたから
日の目を見た、それと同じなのです
(何時しかサブカルチャーが伝統芸能になって行く)
(歌舞伎のようですね)
R&Rの歴史を語る時
当時どの程度のヒットで
誰がどの様に伝説を積み上げていったか
その辺を精査していく事は
得てして無味乾燥になりがちで
伝説マニアにとっては、情緒や夢の無い
話だと思う事でしょう
戦国時代を吉川英治や山岡荘八といった
講談調文学から好きになった人と
学問的に発掘調査から学び、語る人との
チョットした違いにも通じるかと思います
なので次回以降、飛び飛びではありますが
R&Rの歴史を徐々にざっくりと
ご紹介していきたいと思います