色についての言葉の意味 | 木村正志「色とこころの雑記帳」

木村正志「色とこころの雑記帳」

ファション、商品、環境など色彩全般とこころについて、個人的な忘備録である。

「色」にはいろんな要素が含まれている。

例えば、視覚、容姿、階級、心理など、様々な要素がある。

これらは、日本とヨーロッパで多少の違いはあるものの共通した要素である。


しかし、日本ではこれらの要素にプラスして、

色情、色事、好色、など性的・情念的な意味合いが含まれる。


それはなぜだろう?


「色」の漢字の成り立ちをみると。


色は「人の後ろにまた人がいて、抱く形で相交わっていること」を示している。

金文の図をみてもらえば解りやすい。

上の「ク」は人。下の「巴」は人が膝まづく姿。
男女の情交を意味する。



もともと日本では「色」という文字に色彩の意味はなかったようだ。


中国では、色彩のことを「采」といった。
「采」は木の実を採取すること。
それが彩に通じ、色や文様を意味するようになったという。


この様に「色」という文字は男女の交遊を意味する言葉から女性の美を表すようになり、

美しさや色鮮やかさに拡大。


そして現在のような色彩そのものを示すようになった。