職場で、プライベートで、
「うまく話せない」「会話が続かない」といった声を聞きます。
コミュニケーションは日々のことだけに、
ストレスを感じるなら、これほど辛いことはありません。
だからこそ、スキルを手に入れる必要があります。
いくつかあるコミュニケーション・スキルの内、
最初に身につけたいのが「聞き入る」力、
前回までそんな話をしました。
今回はその関連を記しましょう。
いわゆる『自己対話』についてです。
◎「コミュニケーション力の重要性」については、こちらをご覧ください。
◎「コミュニケーションの3つの力」については、こちらをご覧ください。
◎「“聞き入る”力の意義」については、こちらをご覧ください。
◎「“聞き入る”力実践の基礎」については、こちらをご覧ください。
◎「“聞き入る”力実践の応用」については、こちらをご覧ください。
人は“感情の生き物”と言われます。
それほどまでに感情が強く私達を支配する、ということ。
後に冷静になって、
「なんであんなこと、したんだろう?」というのは
よくある反省の弁です。
時に暴徒化する感情、
うまくコントロールする方法はないのでしょうか。
その最有力が『自己対話』です。
特にネガティブな感情のコントロールには、
大きな力を発揮してくれます。
周りとコミュニケーションが上手くいっている時って、
充実しませんか?
コミュニケーションが感情に及ぼす影響を
うかがい知ることができます。
だからこそ、自分を前向きにしてくれるコミュニケーションが必要。
では、ここで質問します。
あなたが最も多くコミュニケーションする相手って、誰ですか。
家族?
友人?
職場の仲間?
いかがでしょう。
実はすべての人の答えが共通します。
最も多くコミュニケーションする相手、それは『自分』。
休日に目を覚まして、「さて、今日はどう過ごそうかな?」
お昼が近づき、「ランチに何を食べよう?」
職場では、「例の件、いつ上司に報告しよう?」
そんな質問、自分に投げかけていませんか。
そして、「○○しよう!」と回答しているのではありませんか。
もしかしたら「無意識の内に」かも知れませんが。
何を言いたいか。
最大のコミュニケーション相手である自分と、
上手に向き合えるようになると、心が安定し、
感情をコントロールできるようになるのです。
逆に言えば、自己対話がうまくいかないと、
感情制御が困難となり、自分を苦しめ、
周りにも迷惑をかけてしまう可能性が高まる、ということ。
否定的な気持ちでいるより、肯定的な気持ちでありたい、
と願うのが普通でしょう。
『自己対話』はその行方を決する、
人にとって最も大事なコミュニケーションなのです。
その充実度合いが、周囲とのコミュニケーションの質をも左右する、
それくらいに大切だとお考えいただいてもよろしいかと。
そうなら、どう自分に質問を投げかければ良いか。
方法を以下に記載しております。
ご参考としてください。
◎「“自己対話”の実践(その1)」については、こちらをご覧ください。
◎「“自己対話”の実践(その2)」については、こちらをご覧ください。