「私は間違っている」という言明は、
自己矛盾に陥っている。
それが真であるとしたら間違っていることになる。
それが偽であるとしたら正しいことになる。
 
だから「私は正しい」という言明なら、
矛盾なく論理が立つことになる。
 
だが、その生き方は、甚だ悪となる。
どうしてか。
人間が(永遠に)正しいということはありえないからだ。
 
さらに、自分が自分を正しい、と
認定することの危険性について、
ひとは歴史経験的にも学習してきたからである。
 
「オレは悪くない」
これがまかり通る世の中。
そこに、原理的な危険性があることは「間違いない」。