教会へ行く車の中で、あることを妻と話していたら、
妻が昔のことを思い出して話してくれた。
 
Jr.2が幼稚園の年少のときのことである。
久山療育園の集いに参加したことがあった。
私は仕事があり、
妻とJr.1、Jr.2の三人であった。
多くの子どもたちが、
重度の障害を負った人たちと触れあうのだ。
 
しかし、小さな子が
重い障害の人たちと初めて触れあうのは大変だ。
怖がるという心理は当然あるだろう。
Jr.1は、ママの手をぎゅっと握って離れなかった。
しかし、Jr.2は、
心で何かを感じていた。
Jr.2は、人の心を敏感に感じる性質があったのだ。
 
解散の前であろう、集いがあり、
何か質問はありませんか、と
療育園の係の方が子どもたちに向けて募った。
すると、Jr.2は真っ先に手を挙げたという。
小学生が基本対象の集いに参加した、
幼稚園年少児である。
 
係の方がマイクを持って近づいてきた。
Jr.2はすっくと立って、質問した。
 
「どんな病気?」
 
こんな小さな子が真っ先に質問したことにたぶん驚きつつ、
係の方は、障害を負った背景について、
全く手抜きをしない答えを返してくれたという。
 
説明の後、ママがJr.2に尋ねた。「分かったの?」
するとJr.2はきっぱりと、
「わかった」
と言ったというのである。
 
(続く)