野球の国際大会が終わった。
三位というのは大したものだ。
惜しくも準決勝で敗北したのだが、
一点差であったのは、
実力伯仲ということで、
勝負は時の運、あるいは
相手が優っていた、ということでしかないだろう。

だのに、その一点だけの問題で
監督を換えろなどという声が一部に起こっている。
私は信じられない。

ひとの何を責めるのだろう。
これで辞めろの大合唱であったら、
世の中で誰も仕事などできはしないだろう。
自分にあてはめてみたらいい。

国民の期待を背負ったのだから、という
厳しい意見もあるだろう。
いったい、それが
どれだけの人の人生を狂わせ、
時に命を奪ったことだろう。

少し目立った責任を負わされた人は、
99の勝利を苦労して勝ち取っても、
1のミスで命を奪われる。
古代から続く、人間の愛のない攻撃性だ。
王の喜びを与えておいて命を奪うような。

しかし、
やたら自分が名監督気取りで
野球の批評を口先だけでする素人が巷にいるとなると、
客に逆らえないプロにとっては、
本当に辛いものであろう。