少し前に、
毎日新聞のサイトで
テキスト処理をうまく変えてくれた、と
ありがたがったのであったが、
その時同時に、
有料記事が格段に増えていたことについては、
仕方がないかとこちらが諦めることにしていた。

ところがその有料記事が次第に
増えていく一方となり、
ちょっと困ったと思うようになった。
人気のコラムも、たいてい有料になったし、
せっかくGoogleアラートで
指定したことについての記事があるよ、と教えてくれたのに、
有料のために閲覧できないという場合が多くなった。

それでも、新聞社の事情もあるし、
それくらい困っているのか、と同情的に思うことにした。
新聞を配達してもらう一月分を払ってまでも、
読まなければならない、とは思わないことにした。

ところが、である。
先週土曜日、突如として、
「余録」までが有料に変わった。

朝日新聞でいえば、天声人語のような日々のコラムで、
意見として述べる社説とは異なり、
自由な切り口で、社会を評する、
私から見れば、毎日新聞の顔となりうる論評・社会批評である。

実は、同種のコラムを、
すでにだいぶ前から、讀賣新聞が有料にしている。
しかし、讀賣新聞のコラムに比べて、
毎日新聞のコラムのほうが、
私にとっては健全な言論を実行しているように見えていたので、
今回の措置はたいへん残念に思っている。

社説とそれに匹敵するようなコラムについては、
むしろ新聞社の宣伝として、
そして新聞社の意見を知ってもらう看板として、
有料でなく広く見せて欲しかった、と思っている。
ただの内輪の記事ではなく、
毎日新聞とはこれなんだ、とアピールする部分だ、と思うからだ。

毎日新聞の切れ味のよい、誠実な取材をバックアップする、
健全なコラムだと見ていただけに、もったいないことだと感じた。
せめて、朝日新聞のように、
過去ログは有料だが、当日は自由に読める、
そういう形式にはできなかったのだろうか。