たかがシリアル、されどシリアル。
輸入品店でもまだあまり幅を利かせていない。
食物繊維を手軽に摂取するにも適している。
たとえば、粥状にしないと食べられないものなどは、
食物繊維含有量が実に多い。

食物繊維が摂れる、という触れ込みだが、
これもまた、過ぎたるはなお及ばざるがごとしだという。
本来和食のもっていた食物繊維の利点が
近年欠けてきていることも関係している。

百年、二百年と以前の日本の食事は
庶民において貧しかったことだろうし、
そこには栄養的に欠落もあったのであろうが、
概ねすぐれた知恵があり、よい面もあった。
戦時を過ごした方は、もう雑穀米など食べたくないと言うが、
それもまたうまく取り入れるだけの価値はあるだろう。

食は自分の体を作る、
すなわち自分を形成するのは食である。
蔑ろにはできない。
サプリメントなどでロボットのようでもありたくない。

関係ないが、
自分の魂を形成するのは何だろう。
人はパンだけで生きるのではない。
パンによってでも生きるのだが、
神の口から出るひとつひとつのことばにより
魂は生きるものだ、というあたりにヒントがある。

人はしばしば、自分の中から生まれる言葉を信頼する。
それもまた、自らを神とする罪の一因である。