もつ者に上昇分の豊かさが恵まれ、
もたない者はその分を奪い取られている。
それを全体だけ見る者からは、
経済が好転している、と自画自賛する。

そんなふうにはなっていないだろうか。

だから税分を福祉に……。

そうなっているだろうか。
福祉を受ける側も、
もらえる者はさらに与えられ、
もらえない者はさらに奪われていないだろうか。

全員が少量の不満をもつと政権は倒れるが、
一部の有力者がご満悦であれば、
多くの弱者が困り果てても、政権は続く。
民主主義は数の論理ではないか、と言われそうだが、
数を取り扱うことについて、
被選挙者はプロである。
どうとでもするのである。

「経済の発展」という大義名分が、
強者の強者による強者のためのスローガンになっている。

ほんとうに、
経済は発展しなければならないのだろうか。
そこも検討する必要があるのではないか。