語彙というものは、
少し増えると、ますます増えていくものである。
いわゆる雪だるま式に増えていくので、
必要な語彙を押さえていけば、
読むのにはさして苦労しない。
 
ただ、丁寧に読む本を決めておくことだ。
分からない単語はとことん辞書を引く。
私の場合は、単語ノートにどんどん意味まで書いていく。
いわば精読であるが、
間違っても、日本語訳などは書かない。
翻訳をするつもりはないからだ。
自分で「読めればよい」のだ。
 
それでも、これはハードカバーであり、
どっしりと腰を落ち着けて、
一日一時間程度まとまった時間をつくり、挑んでいく。
そうなると、一日数頁しか進めないが、
それでよしとする。
本文の中には、黄色いラインマーカーを引く。
これは日本語の本でも同じ要領だ。
 
ペーパーバックは、これとは違うやり方をする。
あまり単語は引かない。
よほど詰まって論旨が掴めなくなりかけたら、
必要な語はちらりと引く。
ただし、もうノートなどはしない。
その場で分かればよいのだ。
少々意味が分からなくても、
類推から分かる場合や、
大まかな話の流れが掴めていれば気にしない。
しかも、これはいつも持ち歩いておく。
薄くて語彙の多い英和辞典も同居しておけば心強い。
 
(続く)