本を買い込んでも、
全部読めるわけではない。
しかし、読みたい、と思う気持ちに
嘘はない。
それでいて、いざ本を手に取ると、
読まないのだ。
あるいは、別の本にそのとき
かかりっきりになっている場合もある。
 
そんな私だから、
贅沢な食べ物をしている人を
嗤うことはできないし、
次々と服を購入しては、
大して着もしない人のことを
非難することもできない。
 
しかも、
本が荷物となること、また、
なかなか捨てづらいものであることからすれば、
興味のない家人にとっては、
迷惑千万な話となる。
 
ことに、最近は、
洋書を買い漁っている。
これがまた、読むスピードが遅い。
買えば買うほど、溜まるのである。
 
かといって、読むのが速ければ
それでよいかというと、難しい。
新書を二日で読めば、
一日あたり400円を消費したことになる。
このペースでは、
月に一万をゆうに超える額を使うことになるし、
それ以外に買う本やテキストもある。
 
たまったものではない。
 
これは性というものかもしれない。
「きっといつか役に立つ」
「いざという時にこれで調べるのだ」
そんな言い訳が頭を過ぎる。
罪業深い弁明である。