イエスはエルサレムを見渡すかのようにして、
嘆いたという。
この愛したエルサレムが
やがて壊滅に至る。
 
ローマ帝国軍に抵抗したユダヤ人たち。
そのユダヤ戦争のために、
ローマは、逆らう分子を潰そうと力を揮う。
そのため、
バビロンの捕囚どころではなく、
徹底的に壊滅され、
ユダヤ人がついに二千年近くにもわたり
排除されることになる。
 
アブサロムよ、と嘆いた
父ダビデの気持ちも
どこか混じるようなものだろうか。
 
イエスは、
私の心を案じて嘆いていたのだ。
エルサレムは、私なのだ。