スポルジョンという説教者が
19世紀のイギリスにいた。
今なお多くの本が出版され、
説教者として尊敬を集めている。
 
日本語に訳された本も
いくらか出ているが、
なにせ需要が限られている。
絶版になっているものが多い。
このたび復刊の可能性がひとつあるそうだが、
その程度でしかない。
 
洋書としては、
近年も出版がずいぶん続いている。
スポルジョンが牧師として活躍し始めた頃は、
ペリー来航という時代だった。
 
私は、入手しやすい洋書を注文した。
これが、実に安価であり、驚いた。
英語を学びたいと思った。
やや古いイギリス英語ではあるが、
私はドイツのさらに古い時代のものも読んでいた。
さして抵抗はない。
 
単語は、やはり福音説教独特のものが多々あるが、
これも勉強のつもりで楽しくやっている。
若干文化的に古さを感じることもあるが、
しかし概ね伝わってくるから不思議だ。
江戸時代というような印象は覚えない。
 
それよりも、
スピリチュアルな部分については、
現代の私たちにも、
そのままストレートに響いてくることが驚きだった。
福音そのものは二千年、変わることがないのだ。
たかが百年、百五十年で、
違うというほうがおかしいのだ、と改めて気づかされた。
 
(続く)