10月から、三浦綾子さんの作品が
電子書籍化され順次公開されている。
これが楽しみだ。
失礼だが、エッセイに比べて小説のほうは、
あまりたくさん読んだことがない。
今読み始めて感じるのは、
その小説の読みやすさだ。
決して「巧い」文章ではない。美しい文章ではない。
だが、すんなり展開や説明が流れ込んでくる。
同じ信仰をもつから、というだけでは説明できないだろう。
人の心にスッと入ってくる。
高校生の読書感想文にもよく登場するということは、
高校生の心にすんなり理解できるからなのだろう。
 
しかし紙の書籍(こんな言い方がされる時代なのだ)は、
絶版問題もあり、入手が難しい場合があるとすれば、
誰にでも目に触れる機会ができる電子書籍という形態は、
やはり喜ばしいものではないかと思う。
 
いつも言うことだが、私は、
パウロがもし今の時代にいたとしたら、
間違いなく電子媒体を用いて伝道をしていると確信している。
そんなデジタルに心や魂が伝わるものか、などと
自分を基準にして言うような人ではないはずだからだ。
だったらパウロは手紙など書かない。
聖書という、文字による福音伝達も歴史の中になかっただろう。
 
ともあれ、
今回の紀伊國屋書店の電子書籍フェアは、
価格の十分の一のポイントが与えられたわけで、
かつての生協と同じだけ安くなった意味になる。
こうしたフェアは大歓迎なのだが、強いて言えば、
次はいつフェアがあるのか、知らせてほしい。
前回は、購入した翌日に、突然フェアが始まった。
知っていれば、次の日に回したのだ。
 
だが、商売上、それもできないのだろうか。
あるコーヒー豆店では、
割引きフェアを予告してくれるのだが。