ボイスレコーダーを買った。
動機は、英語を聞く機材が欲しかったことだ。
音楽用機材でも当然それが可能だ。
最初はそうしようかと店に行った。
しかし、一万円をくだらないようにできている。
くだるのは、相当に機能が押さえられてくる。
そもそも、語学学習用としては極めて貧弱である。
 
すると、そこに、
ラジオから録音できる、というふれこみのものが目についた。
夏休み、夏期講習で
ふだんのラジオ講座が聴けないもどかしさがあった。
いっそのこと、CDを買おうかとさえ思った。
しかし、NHKのCDは、かなり高い。
テキストでいえば四ヶ月分を超えるほどかかる。
なるほど、ラジオから予約録音ができるというのは、
なかなかの魅力である。
 
しかも、値段が、音楽用の半分ほどで済む。
音楽も聴けるという。
問題は、ステレオにならないということくらいだ。
もちろん、音質の点でも音楽では貧弱だろう。
だが私は、歩いているときにまで
そんな聴きたいほどの音楽を考えていない。
ラジオの予約録音には惹かれた。
 
ただ、ネットから落とした英語の説教を、
これで持ち歩いてどこでも聴けるということにはできないだろうか。
マイクロSDにパソコンから入れて聴けるのだろうか。
ここで店員さんを呼ぶ。
最初、音楽を入れて聴くのかと思われ、
渋い顔の店員さんであったが、
語学の点でパソコンから、と私が説明すると、
できることを教えてくれた。
 
では、いきましょう。
 
後で調べたが、
その店にとり在庫処分だかなんだか知らないが、
えらく安く私は買えたと分かった。
ネットの一般店での価格比較をいくら見ても、
そんな安い価格では販売されていなかった。
しかも、SDチップもサービスしてくれた。
 
これは好機であったということだろう。
英語は耳慣らしが重要だと聞く。
最近実はそれを実感している。
手話のときもそうだった。
手話ニュースなど、まるで読みとれなかったが、
だんだんスピードにも慣れてきたのか、
音声があればほぼ見えてくるようになった。
次の目標は、もちろん音声なしで読みとることである。
英語も、最初はただの音に過ぎなかったが、
だんだん言葉として認識できるようになってきた。
そういう能力は若いときにしか伸びまいと思っていたが、
決してそんなことはないようなのだ。
 
(続く)