人気のラジオ番組で、
アメリカでも母の日は同じなんですかね、
などと言われたとき、
ああ、そうなんだとがっかりした。
 
教会でもクリスマスをやるんですね、という
有名な話の「つかみ」があるのだが、
実際それに等しいようなことを耳にすると、
スピリットの消失をまざまざと突きつけられるようで、
気持ちのよいものではなかった。
 
たしかに、
商業主義に染まっていったという意味では、
クリスマスも母の日も似た部類なのかもしれない。
 
シルバーシートを作るより、
どの席でも必要な人に譲る精神のほうがいい、
と言う人がいる。
シルバーシートに譲ってもらうのが嫌な人もいる。
自分は年寄りじゃないんだ、などと。
 
だが、そういう考えは理想に近く、
なかなか行き渡るものでもなかった。
結局、シルバーシートはあったほうが無難なのだという。
 
特別な日をつくらなくても、
母には感謝を続けていくのが理想なのだろう。
だから、ということでもないが、
母の日だから特別な物を贈ってもらうよりも、
感謝の言葉や、ちょっとした手伝いなどが
うれしいものだ、という調査もあった。
ただ、一位はスイーツであったのだが。
 
母の日ということで浮かぶ曲は、
オフコース(鈴木康博)の「ロンド」。
しっとりと、いい味だった。
ドラマの主題歌であり、
オフコースとしては特異な作品となった。
アルバムにも入っていない。
 
なかなか聖書になど
心を向けてくれない母であるが、
近づいてくれないかと日々祈っている。
感謝とともに。